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高校生向け科学啓発セミナー 「ひらめき☆ときめきサイエンス」2016を開催!

教育プログラム|連携事業

2016/08/01

高校生を対象にした「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を2016年7月16日(土)、17日(日)にAPUで開催しました。
県内から岩田高等学校18名、大分舞鶴高等学校16名、大分工業高等専門学校37名と、2日間で計71名が参加してくれました。

 

「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、将来を担う学生の知的創造性を育むこと、日本学術振興会の科学研究費助成事業の研究成果を発信すること、を目的としたプログラムです。日本学術振興会、APU、アジア太平洋イノベーション・マネジメント・センター(AP-IMAC)の協力のもと、実施しました。「日本のモノづくりと国際経営-液晶電卓の誕生から液晶テレビ、太陽電池へ-」と題したセミナーを、中田行彦国際経営学部教授を実施代表者として開催しました。参加者は、液晶の分解・観察や、講義や討論によって、技術経営や液晶電卓の誕生から液晶テレビへ発展する歴史や技術開発を学びました。

 

セミナーでは、まず中田教授が「液晶のしくみ」や「液晶から見た日本のモノづくり」について講義した後、シャープ株式会社の大分技術センター元所長 首藤 義久氏の協力を得て、使われなくなったノートパソコンを、受講生が分解・観察し、液晶のしくみや半導体について学びました。

 


「パソコンの内部や液晶のしくみを観察する生徒たち」

 

後半はNHKの番組・プロジェクトXで描かれたシャープ株式会社の液晶電卓開発の舞台裏を題材にして、国内・国際学生によるティーチング・アシスタント(TA)のサポートを受けながら「独創的な技術・商品の研究や開発に必要なものは何か?」をグループで討論し発表しました。

 

また、首藤氏より大英博物館にも所蔵されているシャープ株式会社の「世界初の電子式卓上計算機(電卓)」の実物紹介があり、現在とは形も大きさも重さも全く異なる電卓に実際に触れて学ぶ大変貴重な機会となりました。

 


「世界初の電卓に触れる生徒たち」

 

最後に、中田教授が参加者全員に「未来博士号」を授与し、「世界に誇る日本のモノづくりや研究の未来の担い手になってください」とエールを送りました。

 


「大分舞鶴高等学校、岩田高等学校の皆さん」

 


「大分工業高等専門学校の皆さん」

 



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