Learning Model | 立命館アジア太平洋大学

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  • Why - Why We Recommend the Off-campus Programs

    Why

    Why We Recommend the Off-campus Programs

  • Strengths - Strengths of the Off-campus Programs

    Strengths

    Strengths of the Off-campus Programs

  • Learning Model - 4-Year Learning Model

    Learning Model

    4-Year Learning Model

Off-campus Programsを使った学修モデル

Why」 と「Strengths」 のページにてOff-campus Programsを皆さんにおすすめする理由とその強みを説明してきました。
このページでは、先輩学生がOff-campus Programsを活用しながらどのようにAPUの学生生活での学びを深めたのか、何名かの事例を紹介します。これらを参考にしながら、皆さんもAPUで学びたいこと、挑戦したいことを考えましょう。
※記載されているプログラムは記事掲載時のものです。現在実施しているプログラムについてはプログラム一覧のページをご覧ください。

渡邊 友月

渡邊 友月さんの場合

渡邊さんは2018年のアジア太平洋学部の卒業生で、現在は株式会社コーセー アジア事業部で化粧品の海外での販売に関する手続きやプロジェクトを担当しながら、将来は商品企画にも挑戦したいという夢を持って頑張っています。
そんな彼女は海外交換留学で犯罪学という少し変わった分野を学修しました。彼女が何を考えて、どんな準備をして、現地でどのような体験をしたのかを見てみましょう。

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Off-campus
On-campus
1Semester
APUで出来る体験はすべて体験したい!まずは「FIRST」から
APUで出来る体験はすべて体験したい!まずは「FIRST」から
APUで出来る体験はすべて体験したい!まずは「FIRST」から

APUに入学した時から、様々なことに挑戦したいと思っていました。APUにはたくさんのチャンスが転がっていますが、1回生の最初にこの留学のチャンスを逃したら、この後もチャンスを生かせないと思い、「FIRST」へ参加し、5日間韓国での現地実習に取り組みました。グループメンバーは私を含め全員韓国語を話せません。それでも、韓国語しか通じない現地の人相手にアンケート調査を実施しないといけませんでした。当然韓国語での流暢な交流はできないのですが、それでも身振り手振りや、英単語、イラストなど、ありとあらゆるものを駆使して交流することで、言語だけに頼らない国際交流の力や、どんな環境でも頑張る度胸を身に着けることができました。

交換留学へ向け準備!留学準備講座で留学の目的を明確に
交換留学へ向け準備!留学準備講座で留学の目的を明確に
交換留学へ向け準備!留学準備講座で留学の目的を明確に

APUに入学したからには絶対に1年間交換留学したいと思っていました。留学を目指す仲間と一緒にモチベーションを高めあう環境が欲しいと思い留学準備講座に参加しました。そこでは英語力の強化はもちろん、海外研修として短期間マレーシアとシンガポールに行きました。最も良かった点は、なぜ交換留学したいのか、留学先で何を学びたいのかを徹底的に考えることができた点です。自己分析をする中で、昔から犯罪を扱った海外ドラマが好きで、学問レベルで犯罪について学べる犯罪学に興味があることに気が付きました。私の好奇心と熱意がしっかりと伝わるように何故留学したいのかを考え抜き、時には交換留学を経験した先輩方に真夜中のファミレスで申請書を何度も添削していただいた結果、無事交換留学に合格することができました。
※現在は留学準備講座は行っておりませんが、留学に関するイベントSALCなどでの学修支援を提供しております。

2Semester
初めての海外大学での滞在。マレーシア・シンガポールの大学へ
初めての海外大学での滞在。マレーシア・シンガポールの大学へ
初めての海外大学での滞在。マレーシア・シンガポールの大学へ

留学準備講座の一環で、夏休みにマレーシアの大学へ2週間、シンガポールの大学へ1週間滞在し、現地の学生との交流や模擬授業などを経験しました。現地の学生との交流を通じて異文化コミュニケーションについて学び、目指している交換留学が少し身近に感じられるようになりました。また、海外旅行とは異なり、現地の大学の寮で生活したため、よりその国の文化に触れることができました。(マレーシアでの水シャワーや、トイレでも紙ではなく水を使用する生活をしたのが今でも印象に残っています。)

4-5Semester
犯罪学を学問的に学べる大学はどこにあるのか?アメリカへ交換留学
犯罪学を学問的に学べる大学はどこにあるのか?アメリカへ交換留学
犯罪学を学問的に学べる大学はどこにあるのか?アメリカへ交換留学

交換留学先はアメリカのミシガン州にあるGrand Valley州立大学を選びました。この大学はCriminal Justice Studiesの所属教員が多く、警察官や少年鑑別所で働いている実務家による授業があることなどが決め手で、この大学を志望しました。将来はFBIやCIAで働きたいというクラスメイトの中で、たったひとりの日本人として、あまり犯罪学の基礎知識もない中での英語による専門的な学びはとてもハードでした。その中で子どもたちに犯罪を起させたくないという思いを抱くようになり、そのためには親子のつながりを強化させることが大切だという考えを持ちました。そして、将来はソーシャルワーカーなど直接的な関与ではなく、人々の生活の質が向上するようなものを作っているメーカー系の会社で働くことで、世の中に温かい家庭を増やし、間接的に子どもたちの犯罪を防止したいという目標がみえてきました。

6Semester
自分の本当の夢。APU生だからこそ素直に言えた
自分の本当の夢。APU生だからこそ素直に言えた
自分の本当の夢。APU生だからこそ素直に言えた

高校までは、周囲の目が気になり自分の本音が言い難い雰囲気がありました。しかし、APUは多様性に溢れているので、相手が自分の考えと違うことを言っても、それを受け入れられるようになり、さらに自分も、少し変わった考えかも知れないと思っても、ためらわずに言うことができるようになりました。私も犯罪学を学びたいという日本では少しユニークかもしれない思いを、APUに入学したからこそ初めて素直に言うことが出来ました。APUのOff-campus Programsは、目的や期間など、様々なプログラムが準備されているので、きっと何かしたいと思ったときに、それに近いものがあると思います。自分のやりたいことを日々意識しながら生活することでチャンスを積極的に活用することができるのではないでしょうか。

7-8Semester
後輩へ思いをつなぐ。留学準備講座やSEAでの後輩支援に力を注ぐ
自分の本当の夢。APU生だからこそ素直に言えた
後輩へ思いをつなぐ。留学準備講座やSEAでの後輩支援に力を注ぐ

自分の経験を活かし、交換留学に行きたいけれど、どうしたらよいか分からない後輩への支援をするため、留学準備講座のTAやStudent Exchange adviser(交換留学アドバイザー)として活動しました。
1回生の中には英語を学びに行くことが交換留学だと思い込んでいる人もいました。交換留学は、英語を学ぶことが目的ではなく、英語で何かを学びに行くことが目的のため、一体留学先で何を学び将来に活かしたいのか考えてもらいました。将来何がしたいのか分からないという相談には、自分の経験を伝え、その子の好きなこと、興味があることを一緒に振り返り、掘り下げていくことで、自分一人では気が付くことのできない心の奥に潜んだ将来の夢を見つけ出す手助けをしました。
4年間たくさんの経験をさせてもらったAPUを、もっと良い大学にしたいという思いがあり、私は後輩を支援する形で、APUやこれまで助けてくださった先輩方への恩返しをしました。

進路について

交換留学中に犯罪学を学んだ私は、人々の生活の質が向上するようなものを作っているメーカーで働きたいと思うようになりました。いろいろと迷いましたが、全ての就活をオンキャンパス・リクルーティング(※)で行いました。オンキャンパス・リクルーティングであれば、「APU生が欲しい」という企業が集まるため、APUで本当にたくさんのことを経験させていただいた私は、そこに来る企業さんとならミスマッチが少ないと思ったからです。その結果、Quality Of Lifeの向上を理念に掲げる、帝人株式会社の営業職として採用いただきました。所属した事業本部では、女性の新卒社員が営業職に配属されるのは初めての事態でした。また、周りの社員はベテランの理系社員が多かったため、新卒(20代)・女性・文系(国際系)の私はとても異例の存在でした。しかし、APUのOff-campus ProgramsとOn-campusでの取り組みを通じて常に異文化交流について経験していたため、このような環境でも「一種の新たな環境」と捉えることができ、すぐに入り込むことができました。

そして、BtoBメーカーで働く中で、「世界の人々により直接的に関われる商品を扱いたい」や、「性別などのカテゴリーにとらわれず、1人ひとりが輝ける世の中にしたい」という気持ちが増し、社会人4年目の夏にBtoC化粧品メーカーである株式会社コーセーに転職することになりました。APU4回生の時に、アフリカ系学生を対象にしたコーセーのインターンシップのお手伝いをした経験があり、その時のことがきっかけで転職につながりました。コーセーにはAPU生が年々増えており、海外展開だけでなく社内のグローバル化にも力を入れていることがよくわかりました。現在、アジア地域を対象にした業務を行っています。現地法人の方と日々業務を共にしており、そこでもAPUの経験が活きています。いつか海外駐在を経験したのちに、海外をターゲットにしたブランドを立ち上げることで、1人ひとりが持つ本来の輝きを活かせるような商品を世の中に届けたいです。

※APUでは、就職活動の大きな柱として企業の方々にご来学いただき、APU 学生を対象にした企業説明会・採用選考会等を行う「オンキャンパス・リクルーティング」を実施しています。

後輩へのメッセージ

APUには様々なチャンスが転がっています。そして、無ければ自分で生み出すこともできます。そんな中で何をするかは私たち自身で選ぶことができ、それは本当に貴重なことだったなと、卒業した今感じています。個人的には、たくさんのプログラムに参加して人脈や経験を広げることもいいと思いますが、回数だけがすべてではないとも思っています。ただ単に目の前のプログラムに参加するのではなく、目的意識をもって、自分が何を学んでどんな経験をしたのかをきちんと振り返りながら、参加することがとても大切だと思います。

上にはいろいろなプログラムに参加したと書かせていただきましたが、この4年間でプログラムに落選してしまい、やりたかったのに参加できなかった経験も多々ありました。とある留学プログラムや、日本語サポーターや、海外インターンシップなど、実はいろいろと落ちています。その時はすごく悲しかったし、なぜ落ちたのかよくわかりませんでしたが、不合格も成長するきっかけになると信じ、なぜ不合格になったのか自分なりに考えたり、時には理由を聞きに行ったりもしました(これは出来る時と出来ない時があります笑)。そうすることで、自分に欠けていることを知ることができ、次の経験につなげることができました。
繰り返しになりますが、APUには本当に様々なチャンスが転がっています。どれを選ぶのも選ばないのも自分自身なので、自分の人生を楽しみながら選択していき、未来へとつなげてくださいね。地球のどこかから応援しています!

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白川 諒

白川 諒さんの場合

白川さんは2018年の国際経営学部の卒業生で、現在はIT関連のベンチャー企業で海外アプリの営業を担当されており、アプリを通して海外からの観光客の手助けをしています。
彼は色々なOff-campus Programsに参加をして、プログラムの中で苦労をしながらも挑戦することで、自分のキャリアに関する非常に多くの刺激を受けました。そんな彼の貴重な経験を覗いてみましょう。

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Off-campus
On-campus
1Semester
人生初の海外。「FIRST」で韓国へ
人生初の海外。「FIRST」で韓国へ
人生初の海外。「FIRST」で韓国へ

APUへ入学する前まで海外に行ったことがなかった自分は、入学直後に募集が開始されていた「FIRST」に参加することを決めました。FIRSTでは、事前にグループで決めたテーマについて、現地の韓国人約200人にアンケート形式で調査を行いました。韓国語はカタコトでしか話せないレベルで、序盤は台本を読み上げて声をかけていましたが、なかなか足を止めてもらえませんでした。そこで、笑顔で元気よく挨拶して「日本から来ました!」と興味を引かせつつ「質問7つだけ!」など簡潔な話し方に変えたところ、次第にアンケートに答えてくれる人が増え、最終的に目標人数を達成する事が出来ました。そこで気づいたのは、異文化コミュニケーションにおいて、言語はもちろん重要なのですが、それ以外にも笑顔や話し方などのノンバーバルコミュニケーション、国は違っても臆せずに相手に向き合う姿勢などは共通して大切だと感じました。あとは、日本のメディアから得ていた情報は、実際に生で経験すると全然違うと思うこともあり、自分の目で見なければ分からない事があることにも気付かされました。
※FIRSTは台湾もしくは韓国で実施されます。直近では台湾にて実施しています。

3Semester
言葉にすることの大切さを学んだ。サービスラーニング・プログラム
言葉にすることの大切さを学んだ。サービスラーニング・プログラム
言葉にすることの大切さを学んだ。サービスラーニング・プログラム

1回生の終わり頃から3ヶ月間、アメリカ バージニア州にあるOld Dominion University (ODU)で行われるサービスラーニング・プログラムに参加しました。このプログラムは、言語学習とサービスラーニング実習(エクスターンシップとよばれるボランティアに近い職場体験のようなもの)を組み合わせたプログラムです。

APUに入って1年間学んだ英語力がどの程度ネイティブに通用するのか力試しをしたいという気持ちと、就職を見据えて、海外で職場体験するのが貴重な財産になると思い、プログラムへの参加を決めました。

ブログラムの前半では、言語学校で世界各国から英語を学びに来ている学生と授業を受けます。もともと文法は得意だったので、クラス分けテストの結果はよく、上級クラスに入ることができました。ただスピーキングとリスニングに関しては、他の学生についていくのに苦労し、一時は自分のクラスを下げてもらおうともしました。しかし当時のアメリカ人の先生に「Be Confident!(自信を持て!)」と励ましの言葉ももらい、積極的に言語パートナーや現地の学生と交流することで力をつけることができ、最終的には授業の課題の一つであったディベート大会などもやり遂げることができました。

また後半のサービスラーニング実習では、「iHeartMedia」という現地のラジオ局で約1カ月間職場体験をしました。その企業の代表の方がメンターになってくれたのですが、毎日違う部署に参加させてもらい、様々な業務を見学、体験することができました。具体的には、実際に営業に同行させてもらったり、ラジオの収録や編集業務を間近で見せてもらったりとかなり刺激的な毎日でした。印象的だったのは、メンターが企業の代表のため多忙だったにもかかわらず、毎日車で送り迎えをしてくれたり、日本について様々質問をしてくれたりと、真摯に向きあってくれたことが嬉しかったです。

意見をはっきり主張するアメリカの国民性に触れながら挑戦した影響もあるかもしれませんが、「この部署を経験したい!」とちゃんと主張することで、実現できたこともあったので、自分の意見を恐れず伝えるという姿勢は特に身についたと感じています。また、メンターの代表が国籍や立場に囚われず自分と対話してくれたことで、私自身も周りの人に対して、偏見など持たずに向き合って交流をしていこうと思うきっかけにもなりました。

4Semester
国際学生の大変さを身にしみて実感

アメリカでの経験で、母国から離れて学生生活を送っている国際学生の大変さが身にしみて分かりました。そのため、APU帰国後は、グループワークなどがある際、日本語主体で議論が進んでしまっている時など、日本語がまだ不得意な国際学生が置いてきぼりになっていないかなど、自然と気にかけるようになっていました。

後輩向けにグループワークを企画。新入生対象の英語プログラムを担当

3回生になる直前の3月には、入学を控えた新入生向が英語を集中して学ぶ「Pre-APU Camp」のTS(ティーチングサポート)として活動しました。
言語学習のサポートはもちろんですが、それ以外にも後輩がAPU生活において少しでも良いスタートダッシュできるように、グループワークなど様々な企画を準備して実施しました。そのワークを通じて、受講生が楽しんでくれ、後に「あの時の経験が本当にためになりました!」といったありがたい言葉ももらうことがあり、将来的にも人を楽しませる環境や仕組み作りができたらいいなと思うきっかけになりました。

6-7Semester
学生にしかできないことを全力でしたい。カナダでの交換留学
学生にしかできないことを全力でしたい。カナダでの交換留学
学生にしかできないことを全力でしたい。カナダでの交換留学

大学時代にしかできないことの一つとして、長期留学をしたいという思いが前々からありました。また、専門分野のマーケティングを別の国でも学んでみたいという思いから、3回生の9月から1年間、カナダのレスブリッジ大学へ交換留学することを決めました。
授業は、もちろん全て英語で行われるのですが、講義の内容としては、現地カナダの経営方法や文化的な経済の特徴など、他国との比較をしながら経営学やマーケティングについて深く学びました。
またカナダは、IT産業が盛んなアメリカの隣国ということもあり、現地企業もケーススタディで学ぶ内容もIT関連のものが多く、これからの社会ではITの力が不可欠なっていると感じるきっかけにもなりました。
その他にも、留学中に授業、プライベートを問わず、英語でコミュニケーションをする機会が増えるにつれ、他言語を扱えることで人生の選択肢が増えることを実感しました。また英語は、あくまでも自分が学びたいことを学んだり、話したい人と話したりするための手段なので、英語学習を進めると同時に、どのように英語を活用したいかを並行して考えていく必要性も交換留学を通して強く感じました。

進路について

これらのOff-campus Programsを通して、多くのこと感じることができ、就活の際に自分の価値観を造成する大きなきっかけになったと思います。
就活の際には「海外と関わる仕事」「IT関連の企業」などを軸として掲げていたのですが、「海外と関わる仕事」については、交換留学やその他のプログラムと通じて、特に外国人が日本に来た時に、抱える不安や課題を少しでも解消する仕組みを作りたいという思いに繋がっていました。
また働く環境についても、昔ながらの日本企業にありがちなトップダウン的な環境より、自分がサービスラーニング・プログラムで経験したような、立場に関わらずできる限りフラットに意見を言い合える職場を見つけたいとも思っていたので、自分が納得した就職先選びを出来た背景には、これらのプログラムへの参加が深く関連していたと感じております。

後輩へのメッセージ

これからAPU生活で、このようなプログラムへの参加を考えていたり、興味を持っている方へのメッセージとしては、「事前に目的を明確にして参加すること」がより大きな成長に繋がるということを伝えたいです。

もちろん単に経験するだけでも、これからの人生において貴重な財産にはなるのは間違いないのですが、自分の目的を明確にすることで、自分に合ったプログラムを選ぶことができ、そのプログラムを最大限有効活用することができると思います。

そのため参加前には、目的を明確にしておくことで、活動中に不安になったり課題に直面する時も、その目的を思い出して「なぜこれを頑張る必要があるのか」という意義を自分なりに納得しながら進めることができ、そのプログラムがより良い経験、より大きな成長に繋がると思います。

卒業生としての一意見ではありますが、皆様の学生生活の成功を願っております。

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CHINTRAKARN Chalisa

CHINTRAKARN Chalisaさんの場合

CHINTRAKARN さんは2018年のアジア太平洋学部の卒業生で、現在は英国の名門バーミンガム大学で社会政策、社会学、犯罪学の博士課程で今も勉学に打ち込まれています。
彼女は元々日本が好きでAPUに来ましたが、入学後もOff-campus Programsを通して日本の文化を学び、更には日本の他大学への留学プログラムにも参加しました。また、彼女の体験談はOff-campus Programsならではの気付きや学びについても教えてくれています。

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Off-campus
On-campus
0
国際的な学びの環境を求めAPUへ

タイでは多くの学校が、生徒がノートを取りながら先生が講義をする形式です。そのため、批判的思考スキルを磨くためにも、クラス内で頻繁にディスカッションが行われる授業に参加したいと考えており、そのような授業が多いAPUに進学することにしました。

父親が日本好きだったため、日本へは家族旅行で来たことがあります。日本の文化や習慣が私も好きになり、日本で勉強しながらそれを直接体験できたらいなと考えるようになりました。ある時に、高校の職員から国際学生がとても多く、日本語や日本文化を勉強できるAPUのことを紹介してもらう機会がありました。当時、APUが大分県にあることは知りませんでしたが、私は勉強に集中するために、東京や大阪のような大都市ではないところに留学したいともと考えており、これらの理由からAPUへの留学を決意しました。

2Semester
3日間で300名へアンケート!別府市民の国際化にも気づくFIRST九州
4日間で300名へアンケート!別府市民の国際化にも気づくFIRST九州
4日間で300名へアンケート!別府市民の国際化にも気づくFIRST九州

1回生の秋にFIRST九州へ参加しました。私のチームは、英語基準で入学した1回生の国際学生6名(インドネシア2名、スウェーデン、タイ(私)、バングラデシュ、ベトナム出身)編成で、本当に困ったときだけサポートするために、日本人の先輩学生1名が同行してくれます。

出発前に、APUのキャンパスで調査地を決めるくじを引き、私のチームは佐賀県の鳥栖と有田になりました。他のチームは、大分県日田市、北九州市門司港、佐賀県唐津市、長崎県佐世保市などに行くことになりました。私たちは鳥栖と有田の市民の方々300名程度に聞き取り調査を行いました。調査のテーマは「日本の時間厳守に対する意識は、仕事とプライベートで異なるか」とし、学校や仕事の時に何分前に到着するか、対として友人との待ち合わせではどうかを調べました。まだ日本語を1年も学んでいない状態でしたが、わずか4日間のプログラム中に、とにかく道行く人に話しかけてアンケートを行ったので、短期間で日本語力がとても伸びたと思います。さらに、今日、何をやればよいのかというマネジメントスキルや、さまざまな国籍のチームメイトとのコミュニケーションの取り方も学ぶことができました。また、別府の方と、別府以外の市民の方の違いも分かりました。APUがあるためだと思いますが、別府の方は外国人と接することにとても慣れています。別府はそういった意味で多文化な環境なのだというとても嬉しい発見でした。

5Semester
自らつかみとる成長の機会。在東京タイ王国大使館でインターンシップ
自らつかみとる成長の機会。在東京タイ王国大使館でインターンシップ

3回生の夏休みに1ヶ月間、在東京タイ王国大使館でインターンシップを行いました。先輩から体験談を聞き、関心を持っていたので、自ら大使館へ申し込みをしました。APUのキャリア・オフィスでは、私のように、自ら探したインターンシップへの参加に推薦状が必要な場合は、キャリア・オフィス職員と面接をして、問題がない場合は推薦状を発行してくれます。
大使館では4つの部署での仕事を経験させて頂きました。儀礼部、情報文化部、政治経済部、領事部です。もっとも楽しかったのは、情報文化部で日本の子どもたちがタイの文化を学ぶために大使館へ訪問するイベントの補助をした経験です。スタッフたちでタイに関する質問を準備し、子どもたちに答えてもらうという企画でした。当日は、私もファシリテーターを務めたのですが、子どもたちが熱心にイベントに参加してくれたことがとても嬉しかったです。このイベントでは、大使館の日本人スタッフが司会をしたのですが、その司会の内容がすばらしく、身近にその様子をみることで、私の日本語スキルを伸ばせる機会にもなりました。
大使館のスタッフからはたくさんのことを教えて頂きました。その場に相応しい立ち振る舞いの仕方、日本語とタイ語の通訳の仕方など、大使館で働くということが少しイメージでき、実りの多い経験となりました。

6Semester
立命館大学への交換留学。異なる観点で、メディアの専門性を深める
立命館大学への交換留学。異なる観点で、メディアの専門性を深める
立命館大学への交換留学。異なる観点で、メディアの専門性を深める

3回生の秋セメスターに、京都の立命館大学の衣笠キャンパスにある産業社会学部へ半年間交換留学しました。メディアと文化に関する分野を他大学で学んでみたいと思い、当初はイギリスへの交換留学を考えていました。しかし、APUでは日本国内の大学へも留学できると知り、立命館大学でメディアと文化について学びながら日本語能力も鍛えられることに気付きました。この経験は、APU卒業後にイギリスの大学院で研究の道に進もうという決断も後押ししました。
立命館大学の授業は全て日本語開講だったため苦労しましたが、ライティングサポートを活用しながら乗り越えました。新しい環境に慣れ始めた頃、日本語や英語を学生同士で教えあう活動に参加したり、交換留学生を支援してくれる学生団体の中にも友人ができたりしました。また、同様に交換留学に参加しているAPUの仲間とも交流し、このプログラムを通じて関西地方について多くのことを学びました。海外へ交換留学するとどうしても日本語が上達しないため、日本国内で留学できて良かったと思います。
立命館大学への留学を通して、APUを客観的に見る機会にもなりました。APUは本当に国際的な環境で、APUの国内学生も留学生に慣れていて、いわゆる普通の日本人の学生とは違うことが分かりました。

7-8Semester
今までの学びの集大成。卒業論文を執筆

4年生の時には井口由布先生の「文化と社会:理論と実践」というテーマの演習科目を履修しました。メディアと文化の分野で今までの学修で得た経験と知識を活用して、「オリエンタリズム、ナショナリズム、ジェンダーの表現:タイ国政府観光庁の広告動画の分析」という卒業論文を執筆し、その中で広告に関する分析を行い、APU優秀論文賞(※)にも選ばれました。
※APUの学生であれば過去の優秀論文をこちらから閲覧可能です。

進路について

卒業論文を作成したことをきっかけに、英国のキングス・カレッジ・ロンドンでデジタルメディアの修士号を取得し、ソーシャルメディアでのタイの男女平等の運動に関する修士論文を作成しました。一方、Off-campus Programsも私が社会学の博士課程中にアカデミックな仕事を得るきっかけを与えてくれました。

無事に優秀な成績で修士号取得と修士論文を終えることができたので、次はタイの若い女性の美容整形についてジェンダーの視点から研究するために英国バーミンガム大学の博士課程に進みました。私は博士課程に取り組むだけでなく、英国の高等教育における男女平等と多様性に対しても熱心に取り組むようになりました。このように熱意をもって取り組む姿勢は、FIRSTプログラムにおいて、多様なメンバー同士で協力し合ってチームワーク賞を受賞したことも影響しています。また、Off-campus Programsを通して、対人能力や集団をまとめる能力を養うことができ、そのおかげでバーミンガム大学での更なる学業にも自信を持って挑戦できました。学生アンバサダーや大学院生TAにも取り組みましたが、これらの面接では、国内交換プログラムでの面接などで鍛えた思考力が役に立ちました。
学生アンバサダーの活動では、多様性や平等などについてオンラインコースを作るなど複数のプロジェクトを運営しており、大学院TAの活動では多様なバックグランドを持った博士課程の学生たちを対象に応用力に関するワークショップを開催する機会も得ました。このようにこれまで数多くの学術的なイベントに携わってきましたが、APUのOff-campus Programsのおかげで様々な文化的背景を持つ人々とも上手く付き合うことができています。「すべての学生が心から楽しめるような講義やセミナーを作りたい」という私の人生の目標に向かって、これからも頑張ります。

後輩へのメッセージ
後輩へのメッセージ

自分のコンフォートゾーンを飛び出し、色々な活動にチャレンジしてみることをお勧めします。APUには、フィールド・スタディやAP言語イマージョン・プログラムなど、様々な学外で活動できるプログラムがあります。私はAPUで大学生活を始めるまでは少し内気な性格でしたが、APUに入ってからFIRSTプログラムや国内交換留学プログラムなど、様々なことに挑戦しました。そのおかげで、今の自分のように明確な目標を持つことができました。どんなチャレンジでもきっとあなたを一回り大きく成長させてくれます。

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吉田 駿斗

吉田 駿斗さんの場合

吉田さんは2018年の国際経営学部の卒業生で、現在は楽天グループ株式会社でECコンサルタントをされており、早くもアシスタントマネージャーとして活躍中です。
彼も様々なプログラムに挑戦しましたが、On-campusでの経験が次のOff-campus Programsに挑戦するきっかけになったり、Off-campus ProgramsがOn-campusでの活動のモチベーションになったりしました。そんな彼の4年間を見てみましょう。

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Off-campus
On-campus
1Semester
入学前にスタートを。「ACCESS」
入学前にスタートを。「ACCESS」
入学前にスタートを。「ACCESS」

APU入学直前の3月にACCESSに参加しました。ACCESSでは、APU協定校のアメリカ テキサス州にあるSt. Edward's Universityで、アカデミックイングリッシュの基礎力強化と大学生活に必要な学修スキルを身につけるプログラムを2週間受けました。また、参加していた同級生から刺激を受け、「とにかくAPUにしかない環境を思う存分生かそう」と心に決めたのを覚えています。
※入学予定者の方に対しては、現在はPre-APU Campという入学前の集中講義型プログラムを実施しています。

とにかくチャレンジ!「FIRST」
とにかくチャレンジ!「FIRST」
とにかくチャレンジ!「FIRST」

入学後、自分の興味や目指すところはどこなのか、まだ明確でない中、「APUは恵まれた多文化環境である上に、多くのプログラムがある。しかし、まず自分が動いて情報を得ないとそれを生かすことはできない」という気持ちで1回生の6月にFIRSTに参加し、5日間韓国で現地実習をしました。この頃は、とにかく様々なことにチャレンジしていましたが、実際に求める内容ではないことも多々ありました。それ以降は、【情報を集める、自分の目標とプログラムが適しているか見定める、挑戦するべきタイミングか見定める】という3つのプロセスを考えるようになりました。

2Semester
自分の働きで人にモチベーションや影響を与える事ができる?

FIRSTへの参加後、自分がどの様な人間になりたいのか少しずつ具体的に考え初めました。その際に、APU BUDDYという団体の代表としての活動やOff-campus Programsへの参加をきっかけに、「自分が動く事によって、人にどんな影響が与えられるのか」という事に興味があることに気付きました。

3Semester
目指すべき軸が定まった。「SEND」
目指すべき軸が定まった。「SEND」
目指すべき軸が定まった。「SEND」

2回生の夏には教育インターンシップ SENDに参加しました。私は他のAPU生2人とチームとなり、タイのLoei州にある中学校に派遣され、日本語を教えました。最初の1週間はAPU生の3人がバラバラで、意見が違い衝突もしました。原因は目標が共有できていなかったからです。私は「生徒のモチベーションをいかに上げられるか」に関心を持ち、二人は「授業の内容をいかに作りこむか」、「生徒たちの習熟度をいかに上げられるか」に関心を持っていました。それが原因で準備不足のまま授業に挑む事もありました。しかし、自分たちはインターンシップ生として派遣されており、責任があることを自覚しました。その後、3人で話し合い、目標を共有し、お互いに駄目なところを指摘しあうことのできる協力体制ができました。

「あいうえお」も知らない生徒へたった1ヶ月間で日本語を教えるプログラムでしたので、チームで掲げた目標は、友だちとの挨拶や「おいしい」などの普段の生活で使う日本語を覚えてもらうことをゴールにしました。そのことを通じて、日本に興味を持ち、将来、日本語を勉強することにつながるのではないか、それが1ヶ月間でできること。
タイの生徒はとても分かりやすく、面白くない授業をするとすぐにそっぽを向くし、興味が持てることに対しては、すごく話を聞いてくれる。こちらの動き方次第で日本語に対する興味や学習意欲が変わってくるのです。それならば精一杯のできることをしようと、英語もまだ勉強中のタイの生徒が分かりやすいように、授業で使うカードに「日本語」「英語」「タイ語」の3言語で書くなど様々な工夫をしました。

このSENDで他者と共に働き、自分の働きかけによって人に与える影響が違ってくるということを実感した経験が、交換留学先のHanyang大学で学んだ「人的資源管理」をさらに深く学びたいと思うきっかけになったと思います。

5Semester
交換留学へ向けて「APU BUDDY」の活動で交換留学生をサポート
交換留学へ向けて「APU BUDDY」の活動で交換留学生をサポート
交換留学へ向けて「APU BUDDY」の活動で交換留学生をサポート

交換留学を控え、日常生活で使う英語と授業で使われる英語には違いがあるため、本をたくさん読み、アカデミックイングリッシュの強化をしようと準備をしました。また、自分とは反対にAPUへ留学している交換留学生の生活をサポートするAPU BUDDYという学生団体に所属し、この大学に来て良かったと思ってもらえるよう、交換留学生のAPUでの最初の友だちとして、ともに時間を過ごし、APUでの生活で困っていることを常にサポートしました。その結果として、英語でのコミュニケーション能力の向上を実感しました。

6Semester
コンフォートゾーンは自分で作れる。「交換留学」
コンフォートゾーンは自分で作れる。「交換留学」
コンフォートゾーンは自分で作れる。「交換留学」

私は4回生の春に韓国のHanyang大学に交換留学をし、「人的資源管理」について学んでいました。留学へ向け英語の準備を入念に行っていたため、英語で行われる授業にはスムーズに溶け込むことができました。しかし、周りに日本人が1人もおらず、また街に出ると全てが韓国語。韓国語の勉強には全く手をつけないまま留学に行ってしまったため、初めは慣れない環境にストレスを感じました。そこで、交換留学生同士や正規生との交流会に積極的に参加し、お互いに悩みを相談したり韓国語を教わることで、ストレスを感じることは少なくなっていきました。日本人は自分だけという環境はアドバンテージになると思い、自分でこの環境を生かしているのか、成長につなげているのかを常に考え、どこに行っても大丈夫という自信もつきました。

進路について

私は就職活動を行うにあたって、2つの軸を持っていました。1点目は、「自分が尊敬できるひと(できそうなひと)が、いると思える会社」。2点目は、「挑戦し続けられる環境があること」でした。
1点目に関して、APUではOff-campusにおいても、On-campusにおいても、自分の成長を感じるときは、常に前を走っている人がいて、その人に負けじと努力をしていたときで、その結果、成果を自分で生み出せるようになっていました。就職先においてその状況を生み出せるのは、尊敬できる社長とその下で自分を磨いている方たちと働ける状況だと感じていました。
2点目に関しては、挑戦のみが失敗と成功を経験させてくれて、自分の成長を生んでくれるものだと、Off-campus study programやAPUでの生活を通して感じたからです。
この2点の軸に進路を考えたときに、今働いている楽天グループ株式会社で働くことを決意しました。

後輩へのメッセージ

今APUで学んでいる皆さんは長くてもあと4年しかAPUという場で学ぶ機会はありません。
APUという環境は、他のどこにもなく、もう一度経験しようと思ってもできるものではありません。
限られたAPU生活をどのように自分に還元し、その後の将来に生かしていくかを考えながら、今だからこそできることに全力で挑戦してください!応援しています!

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