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APU生が企業と商品開発!心と体の健康を守るフルーツドレッシング

読了時間: 5分

あるAPU生たちが「日本社会のストレス体質を解消するような食品をつくりたい」と思いついてから2年。絶え間ない努力と改良を重ね、2022年2月、フンドーキン醤油株式会社(以下、フンドーキン)とのコラボレーションによる「ウェルサポ フルーツドレッシング」が開発されました。SPAチームは、この素晴らしいプロジェクトのリーダーである鈴木愛さんと島中凪紗さんに、インタビューを行いました。

1. ご自身と、プロジェクトチームをご紹介ください。

鈴木愛(以下 ):アジア太平洋学部(APS)4回生、文化・社会・メディア(CSM)の鈴木愛(すずき まな)です。テニスとエスニック料理が好きです。APUのビジネスケースコンペティションを通して、食品製造の実務を経験するため、チームで商品開発のプロジェクトをスタートすることとなりました。

島中凪紗(以下 凪紗):国際経営学部(APM)4回生、マーケティングの島中凪紗(しまなか なぎさ)です。私たちはビジネスケースコンペティションに参加し、食に関わる商品を作りたいと考えました。私たちのチームは、6カ国7人というさまざまな国籍のメンバーから成っていて、とても多様な環境です。

(インタビュー時の学年を表示しています)

2. 消費者の健康をサポートするという目標はどのように生まれましたか?

:プロジェクト開始がもう2年も前のことですから、多少記憶が薄れていますね(笑)。でも、「自分たちの生きる社会に貢献できる食品を作りたい」というみんなのビジョンはずっと変わりませんでした。特に日本では、過酷な労働環境によって精神疾患や過労死が蔓延しているため、日常生活に何らかの彩を添える工夫が必要だと思います。そこで、消費者の気持ちが明るくなるよう、フルーツドレッシングをテーマに、カラフルなパッケージのポップで楽しい商品を開発することにしました。

凪紗:健康志向のビジョンはチーム内で一致していました。はちみつ醤油やフルーツドレッシングなど、コンセプトに関連したアイデア20件ほどをフンドーキンに送らせてもらい、選ばれたのがフルーツドレッシングでした。

3. 発案から完成まで、どのくらいかかりましたか?また開発に課した条件などはありましたか?

:商品開発には考慮するべき条件がたくさんあり、完成までに2年を費やしました。特に、以下8つの点を明確にさせました。

・商品のキーワード
・商品コンセプト
・最大のアピールポイント
・ターゲット層
・用途(何を、どこで、誰と)
・競合他社・ライバル
・大規模アンケートから導いた「消費者の好み」
・主な仕様とパッケージ案

4. 日本での食品開発で苦労した点は?また、それをどのように乗り越えたのでしょうか。

凪紗:確かに困難もありました。私たちの目的は、人々の心と体の健康をサポートすることなので、毎日食べてもらえるような商品を作らなくてはなりません。ですが、一般的なドレッシングが主流の日本で、フルーツ風味のドレッシングが受け入れられるかどうか不安でした。

:そこで、10代から50代を対象に「ドレッシングに使いたい果物は何か」を尋ねるアンケートを行いました。その結果から、皆さんに興味を持っていただけ、かつ市場に出回る他製品の中でも目立つであろう、パッションフルーツ、ラズベリー、グレープフルーツの3つを採用しました。

5. このような素晴らしい経験を経て、同じように商品開発を目指すAPU生に、アドバイスをお願いします。

凪紗:商品開発の初期段階で、その製品がもたらす影響を考えることが重要です。消費プロセスやインパクトなど、あらゆる仮説をたててください。そこが明らかになれば、ターゲット層、パッケージデザイン、味などを決めるための情報が十分に揃います。

:さらに、チームワークの重要性も強調させてください。7人での商品開発は、全員の意見を一致させるまで苦労もありました。しかしチームでの作業は、生産性が上がるだけではなく、本当に楽しいものです。また、他の人と一緒に仕事をすることで様々な知識や人脈を得られ、一人の時よりも大きな効果を得ることができます。

鈴木愛さん、島中凪紗さん、有意義なお話とインスピレーションの共有を、本当にありがとうございました。SPAチーム全員から、感謝申し上げます。
SPAでもフルーツドレッシングを試しましたが、日本では珍しいフルーツを使っていて、まず面白いと感じました。そして食べれば食べるほど舌に馴染み、はまっていきました!
APUの学生が開発したフルーツドレッシングが気になったは、下記いずれかの方法でぜひご購入ください。

フンドーキン醤油株式会社HP オンラインショッピング:https://shop.fundokin.co.jp
(「ウェルサポ(糖質ゼロ・オフ)シリーズ」のキーワード検索で商品ページが閲覧可)

赤レンガ館OitaMade
https://oitamade.jp/view/item/000000000633

学部生のうちに商品開発に携わる際に必要かつ重要なことを、皆さんがこのインタビューから学べたなら嬉しいです。お二人が話してくれたように道のりは厳しいかもしれませんが、きっと最終的には、将来のキャリアに間違いなく役立つ経験になると信じています。このような活動に興味を持った方は、ぜひ良き仲間とともに、挑戦を始めてください!

SPA (Student PR Assistants)インタビュアー

名前: VO Phan My Tra
学部: アジア太平洋学部
出身国・地域: ベトナム
皆さん、お元気ですか?私はMyze(近い発音はミーズ)です。私はNetflixの犯罪ドキュメンタリーが好きだったり、韓国ドラマが大好きだったりと極端ですが、 このへんてこな個性で、皆さんにAPUの面白いところをお見せしたいと思います!♡

名前: Anh Van NGUYEN
学部: アジア太平洋学部
出身国・地域: ベトナム
こんにちは。私はベトナム出身のヴァンアインです。手書き文字が好きで、ライティングに興味を持ちました。SPAのメンバーとして、私のライティングスキルを最大限に活用して、APU生にとってプラスになるような情報をお届けしたいと思います。気軽に何でも聞いてください。みなさんの様々な疑問に出来る限り応えていきます!

SPA (Student PR Assistants)
SPA (Student PR Assistants)

SPA (Student PR Assistants)は、APU生の視点から取材したリアルな情報を学内外や世界へ発信しています。学生のみなさんがAPUの学生生活を送る上で役立つ情報や、積極的に活躍する学生、教職員にスポットライトを当ててご紹介します。各コンテンツの企画から取材、執筆をSPAメンバーが中心となって行い、みなさんへ旬な情報をお届けします。 このブログをヒントにもっとAPUを好きになって、より充実したキャンパスライフを送ってほしいと願っています!




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