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学生ブログ

APU生がハーバード大学で国際カンファレンスHPAIRに参加

読了時間: 5分

2022年2月、アジア太平洋地域が直面する経済・政治・社会の各方面における課題について、学生や若手有職者が議論し、意見を交換し、学ぶための最も権威のあるカンファレンスの一つ、The Harvard Project for Asian and International Relations (ハーバード大学アジア・国際関係プロジェクト、以下HPAIR)が開催されました。インド出身のAPU学生、Shibani Melbaさん(以下シバニさん)は、ハーバード大学のキャンパスで開催されたこのカンファレンスに参加しただけでなく、そのために旅費を日本の財団から奨学金を獲得しました。
今回SPAは、彼女にスペシャルな旅を深堀りしてみました。

1. 自己紹介をお願いします。

シバニさん
シバニ・メルバです。現在、国際関係・平和研究(IRPS)専攻の4回生です。インド国家人権委員会でインターンをしています。

ハーバード大学への旅の途中、マサチューセッツ州会議事堂の前で

2. HPAIRをどのように知られましたか?また、このような参加が難しそうなカンファレンスに参加しようと思った動機は何ですか?

シバニさん:きっかけは私がAPUに入学した頃、先輩から「HPAIRは国際関係(以下IRPS*)を学ぶ学生にとって、知識、経験、人脈作りの面で有益なチャレンジの機会になる」と言われたことでした。それから私は、世界中の国際カンファレンスについて調べて情報をかき集め、HPAIRの詳細情報を得ることとなりました。

パンデミックや高い参加費といった高い壁がありましたが、先輩のいう通りHPAIRはIRPS分野を学ぶ人や働く人とのネットワークづくりや、さらなる学びやキャリアのチャンスになると判断し、応募にふみ切りました。また、アマゾンやカカオなどといった大企業や外交官の方々など、プロフェッショナルで評判の高いゲストスピーカーに直接会って質問したり、疑問点を話し合ったりすることができるのも、HPAIRの魅力でした。
(*IRPS:アジア太平洋学部の学修分野International Relations and Peace Studiesの略)

3. 奨学金に応募した経緯と、この学びの旅のための資金について教えてください。

シバニさん:私は公益財団法人ロータリー米山記念奨学会の奨学生だったので、カンファレンス参加費、ビザ代、宿泊費などは自費で賄うことができました。奨学金応募の段階で、国際カンファレンスに出席して専攻分野の視野を広げるとともに、IRPS分野の人たちとのネットワークを作りたいという思いを強く伝えていました。

しかし、HPAIRに参加するには、ハーバード大学のあるボストンまで飛行機で行く必要がありました。そこで私は、別府ロータリークラブの会長に、交通費の支援をお願いすることにしました。その結果幸いなことに、東京からボストンまでの往復の旅費を負担していただけることになりました。

ロータリークラブが要求したのは、参加することで得られる学び、そしてそれを自分の勉強や将来にどのように活かせるかについてのレポートとスピーチを行うことでした。別府ロータリークラブの月例会でスピーチをする機会をいただき、自分の経験を皆さんに共有することができたことを、とても光栄に思っています。

別府ロータリークラブでHPAIRの体験談を発表するシバニさん

4. カンファレンスの流れについて教えてください。

シバニさん:4日間のカンファレンスで、登壇者の生き方や各分野での役割について、私たちが質問できるという構成になっていました。スピーチをするのではなく、私たちとの対話です。それぞれの組織で担っている役割や、その組織が目指す未来について話してくれました。スピーカーセッションの他にも、ボストン市内観光、ハーバード大学キャンパスツアー、トリビアナイト、iNight(インターナショナルナイト)などが行われました。HPAIR委員会の案内で行ったボストンツアーでは、「フリーダムトレイル」を歩き、ボストンの歴史を学べました。また、iNightでは、各国代表による自国の文化を紹介するパフォーマンスが行われました。

5. 今回のカンファレンスで一番印象に残ったことは?

シバニさん:やはり、著名なゲストスピーカーとディスカッションできたことが一番印象に残りました。例えば、アマゾンのグローバル・イノベーション・ポリシー&コミュニケーションの副社長であるポール・ミセナー氏と、アマゾンの労働組合について質問し、興味深い議論に参加することができたのです。これは素晴らしい経験でした。また、外交官と関わることで、国境を越えた交渉がどのように行われるのか、各国がどのように利害関係のある条約に署名するのか、世界の平和と安全を維持するためにどのような業務がなされているのか、といった深い見識を得ることができました。

6. カンファレンスで最も貴重な経験は何でしたか。

シバニさん:国際関係だけでなく、技術革新や経済など、さまざまな分野で変化を起こそうと努力している意欲的な参加者の姿を目の当たりに出来たことですね。世界中の有名大学から集まった優秀な人たちと、自分の大学で何を勉強しているのか、就職やインターンシップには何ができるのか、といった話をすることができたのは、とても光栄なことでした。この機会から、私はこの分野で成功するために何ができるのか、より明確な展望を持てました。

ハーバード大学での初日、ジョン・ハーバード像の前に立つシバニさんと参加者たち。

7. 他の学生へ参加を薦めますか?

シバニさん
特にIRPS専門の学生には、このような国際カンファレンスへの参加を強くお勧めします。ただ、特にHPAIRの場合、独占的であると同時に有益な経験だと思いますが、高い費用負担が必要でもあり、大学生には大きな負担だと思います。
しかし、私の経験上、日本で多くの奨学金や資金援助を受けることができるので、がっかりすることはありません。また、HPAIRだけが素晴らしい国際カンファレンスではなく、国際的な組織が主催するカンファレンスがたくさんあり、費用など条件次第で参加することができます。ですから、もしあなたがより深く学びたいのであれば、きっとチャンスはあるはずです。

私は後輩のみなさんへ、それぞれの分野に関連する知識を得るために役立つようなカンファレンスにチャレンジすることを強くお勧めします。応募して合格するかどうかは二の次です。応募すればするほど、読みやすいSOP(志望理由書)の書き方、教授への推薦状の依頼方法、CV(英文履歴書)作成スキルなど、より意義ある経験を積むことができるのです。応募すること自体が勉強になるんです!

インタビューに協力し、特別な体験を共有してくれたShibani Melbaさん、ありがとうございました。
HPAIRのカンファレンスにご興味のある方は、下記リンクから詳細情報をご覧いただき、次回に備えましょう。
https://www.hpair.org

SPAはこのインタビューが、皆さんの国際カンファレンスへの参加と奨学金による学習サポートに関して、情報提供の一助になることを願っています。シバニさんが話してくれたように、どんな状況でも、強く望めば、チャンスをつかみ、自分自身を成長させる方法が見つかるでしょう。 地球市民への一歩を踏み出したいなら、前に進んでチャンスを掴んでください。

NGUYEN Van Anh
NGUYEN Van Anh

こんにちは。私はベトナム出身のヴァンアインです。手書き文字が好きで、ライティングに興味を持ちました。SPAのメンバーとして、私のライティングスキルを最大限に活用して、APU生にとってプラスになるような情報をお届けしたいと思います。気軽に何でも聞いてください。みなさんの様々な質問に出来る限り応えていきます!




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