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APU 起業部 公開ワークショップ-ビジョンを広めるためには

読了時間: 4分

2019年12月11日、APU起業部で「ベンチャー企業のマーケティング・PR・広報」というテーマの公開ワークショップが行われました。今回はこのワークショップから、起業を目指している人だけではなく、所属団体のPRを促進したい学生や自分のビジョン(未来図)を拡げたい学生に役立つ内容を共有したいと思います。

APU起業部とは

APU起業部とは、本気で起業家を目指す学生を支援するために、現APUの学長であり、ベンチャー企業の起業家でもあった出口治明学長自身がリーダーを務めて発足し、様々な機会を学生に提供しています。
今回はその活動の一つである定期講演会に、PRコンサルタントの野呂エイシロウさんが招かれ、ベンチャー企業のマーケティングについて話されました。

Who is 野呂エイシロウ?

野呂さんは、放送作家として活躍され、「鉄腕DASH」「天才たけしの元気出るテレビ」「奇跡体験アンビリバボー」など多くの有名番組を手掛けられています。また、戦略的PRコンサルタントとして大手広告代理店をはじめ、140社以上と契約し、多くの会社を成功に導いています。

野呂エイシロウさんの学生時代

多くの成功を収めている野呂さんですが、意外にも学生時代は暗黒時代だったそうです。

入学初日に天気が悪いという事を理由に休学 → 東大に目指す事を条件に親に許可を得て大学を退学し予備校へ → 予備校で恋をして二年過ごし愛知工業大学に入学

そんな独特な学生時代を経た野呂さんですが、大学在学中にある雑誌の企画に応募し人生が大きく変わったそうです。その企画とは学生が主体となって企画を行い、「面白いもの」を世の中に生み出すというものです。その中には学生向けクレジットカードや一人暮らし用のおしゃれ家電など、今では当たり前になっている物があります。これまでテストではあまり点数が取れなかったそうですが、自分の考えた企画がおもしろいほど採用され、そして周りの人が喜んでくれました。この時、成績を伸ばすのは大変だが、仕事は頑張れば成果が出る物なのだと感じたそうです。

仕事をする上で重要なこととは

まず、野呂さんが一番大事にしていたことは、「楽しいことしかしない」「嫌なことはしない」「嫌なことはやめる」という事です。そのうえで、学生時代から本格的に仕事を行ってきた野呂さんが重要にしていたことはスピードです。当時は毎月10万円近い電話代金だった携帯電話を持ち仕事をしていたそうです。それによって仕事相手に「早く連絡がついて便利なやつ」、「仕事が早い人」という認識をされ、多くの仕事を得ることができたそうです。

起業を成功させるには

ベンチャー企業(スタートアップ)とは、崖の上から飛び降りながら、飛行機をつくるようなもの(LinkedInの創業者 リード・ホフマンの名言)といわれるほど、難しいといわれています。しかし地面に落ちる前に、飛行機を作りあげ飛べるほど、仕事が早い会社は潰れないそうです。それほど仕事が早いという事は重要なことだそうです。そしてもう一つ重要なことは「人を売る」ということです。いま成功している多くの人は名前がよく知られている。自分の会社の製品や会社自体を有名にするのではなく、自分の名前を売ることが成功するうえで重要なことだそうです。そのため、会社を立ち上げるなら自分を中心にビジョンをもってブランディングすることが重要とのことです。

APUの学生からの質問

Q:習得していてよかったことは何ですか?
A:読解力と要約力。相手が求めていることは何かという事を読解すること。短い文章で伝えるための要約力。

Q:APUで自分が所属する団体を広めるにはどうしたら良いですか?
A:広めたい理由をしっかり考えて、その先に自分の団体がどのように役立てるかを考える。具体的に何をしたいのかを考えることが、広めることに重要なことです。

Q:学生で面白いなと感じる人どんな人ですか?
A:アイディアを出して人に伝えることができる人。アイディアを思いつく人はたくさんいるが紙に起こすことができる人は少ない。自分のアイディアを、中高生に見せても理解できるように伝えることができる人は優れていると思うし、見ていて楽しい。

Q:野呂さんが広告や戦略を立てるうえで大事にしていることは何ですか?
A:自分自身がそれを見て買いたいと思うか、家族や友達など親しい人にプレゼントしたいと 思うかを重要にしている。そういうものが、価値があるものだと思っている。

山下 仰
山下 仰



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