学生ブログ

APU生的就活ノススメ2020 Vol. 3 栗原海志瑠さん

読了時間: 7分

皆さん、こんにちは。学生団体Student Press Assistant(SPA)中川夢菜です。
この「APU生的就活ノススメ2020」という連載企画では、先輩がどのように考えて、どのように行動したことで就職活動を成功させることが出来たのか、その秘訣を取材しました。社会人生活への大きな一歩を踏み出した先輩から、あなたなりの答えを見つけてください。あなたの就職活動の成功を祈っています。


化学業界内定 栗原海志瑠さん

第3弾は、化学業界内定者 栗原海志瑠さんです。

[プロファイル]
出身:日本
卒業学部:アジア太平洋学部(APS)
卒業年度:2021年3月 卒業予定
意識していたこと:
実績や成果だけではなく、根本にある「who are you」を伝えること
就職活動で一番興味を持ってもらった学生時代の活動:
全国出張型のWEBコラボ配信を行い、ミスターコンテストで優勝した経験

-質問① いつ頃から就職活動を始めましたか

2回生の夏に、就活団体の運営者の方と面談をしたことをきっかけに就職活動を始めました。その冬にはインターンシップのESを書き始めたり、学生団体SCAの方々と話す機会を作ったりするようになりました。3回生の初めには、OB訪問を始めたり、逆求人型就職ナビサイトに登録したり、広く企業との接点を持ち始めるようになりました。夏休みには、活動拠点を東京に移し、サイトを通じてスカウトをいただいた企業の面談に積極的に参加しました。その後すぐにアゼルバイジャンの大学に留学しました。当初は1年間の留学予定でしたが、就職活動のために半年間に切り上げる決断をしました。3回生の12月末に帰国後、現在の内定先企業のインターンシップに参加しました。インターンシップ経由の早期選考を経て、4回生の4月に内定をいただきました。

-質問② 留学中はどのように就職活動を行っていましたか

自分から行動を起こすように意識することで、大学生活の中では知り得なかった人や企業との出会いを大切にしていました。まず、逆求人型就職ナビサイトに登録し、常にプロフィールの閲覧記録や頂いたスカウトは見逃さないように更新していました。少しでも興味を持った企業には、直々にWEBでの面談をしていただけるように交渉しました。さらに、留学前にスカウトを頂けたにもかかわらず、留学のためにインターンシップや面談に参加できなかった企業に対しても、帰国予定の旨を伝える連絡をし、全ての繋がりを大切にするように心がけていました。内定先企業のインターンシップに参加する際も、当時留学していたアゼルバイジャンの大学のキャンパスで面接を受けました。時差は5時間もありました。気になる企業はもちろんのこと、スカウトから名前を初めて知った企業であっても、自分から興味を持つことを意識していました。さらに、留学中にサウジアラビアでOB訪問を行いました。留学前に出会ったOBの方に駐在中の社員の方を紹介していただき、現地で合う約束を取りました。国内ではなく、駐在先でお会いしたことで、海外駐在に対する具体的なイメージがつきました。約束の日に、OBの方の急な出張のためキャンセルになりましたが、それでも諦めずに行動した結果、現地で直接お会いすることが出来ました。これらの活動は、自ら主体的に動くことで、人脈を作ったり、企業の目につく活動を行ったりしていたからこそ実現できたことです。

-質問③ 留学中はどのような就職活動のサポートを受けていましたかー

キャリアオフィスでの面談やOB訪問を通じて、サポートを受けていました。留学中は、ZOOMやSkypeを通じて、キャリアオフィスでの面談を受けていました。3回生時に参加したインターンシップへのESは、ほとんど留学先のアゼルバイジャンで書きました。特に11、12月時は毎週面談の予約を入れて、選考対策を行っていました。また、留学前から日本やサウジアラビアで行っていたOB訪問を通じて、経験や実績をアウトプットする練習を行っていました。実際に会社で働いている社会人の方との対話では、社員の方が面接で実践していらっしゃった伝え方や企業によって真面目な雰囲気と砕けた会話のどちらが好まれるのかなどを理解できるように心がけました。人と人との繋がりを大切にし、直接話をすることでしか掴めない情報を得るようにしていました。

-質問④ どのように社会人の方との繋がりを築きましたかー

説明会に登壇してくださった社員の方に、直接OB訪問を申し込んだり、FacebookなどのSNSを用いて卒業生の方を見つけ、直談判したりすることを繰り返して行っていました。合計で7人の方にOB訪問を行いました。先輩にお会いする際は、基礎的なことではありますが、社会人として当たり前のマナーを完璧に守るようにしていました。OB訪問は会話の中での評価が高ければ、選考での推薦につながることもあります。意外とマナーを軽視している学生も多い中、お会いした先輩に「この学生は礼儀もあるし、中身も優秀で面白い」と絶対に思っていただけるように意識していました。訪問後は、必ずお礼のメールをするだけではなく、進捗があれば定期的に連絡を取るようにしました。現在の内定先業界と関連しない企業のOBの方とであっても、就職活動が終わった今でも連絡を取り合っています。OB訪問を行ったからこそ、面接や説明会では知り得ない会社の雰囲気をつかむことが出来ました。さらに、その企業で働く方とまた話したいか、一緒に働きたいかという視点を持つことで、自分がその会社に合うか合わないかを理解して、選考を受ける企業を選択することが出来ました。

-質問⑤ OB訪問をする中で、印象に残っているアドバイスを教えてくださいー

どんなに人とは違う経験をしていても、最も重要なのは成果ではなく、その根本を伝えることであるということです。留学前にOBの方から、全力で遊んで、全力で学ぶだけで満足してはいけない。どんなに珍しい経験をしていても、大切なのは行動の根源となった自分の芯であるというアドバイスをいただきました。留学中は、積極的に活動するだけではなく、その時の感情や行動の理由をメモするようにしていました。OB訪問だけではなく、帰国後にサポートを受けた立命館東京キャンパスでも面談では常に「who are you」を意識するように助言をいただきました。成果の裏にある、何がモチベーションになったのか、どのような出来事が転機になったのかというような人柄が重要であり、これをいかにESや面接で伝えることが出来るかが鍵となることを知りました。実際に、内定先企業の面接でも、人となりを評価されていると感じました。そのため、面接の中であっても取り繕わずに、留学先でのトラブルや寮生活などの話も伝えるように意識しました。選考の中では、頑張ってきたことだけでなく、何気ない日常の話を聞かれることも多いです。大学生活の中で、苦しいことから逃げずに、目の前のチャンスを自ら掴んだ経験が役に立ちました。

-質問⑥ “Who are you ”を伝えるためにどのような自己分析を行いましたかー

徹底したアウトプットを行いました。3回生の4月には、逆求人型就職ナビサイトに登録しました。生い立ちを記入する際に、普段は思い出せないような人生の転機を思い返したり、母に幼少期について聞いたりすることを繰り返していました。また、スカウトをいただいた企業に対して直々に面談をしていただけるように自ら交渉し、面談での質問や面接官の反応を見て、企業が自分のどの部分に興味を持ってくれるのかを理解するようにしていました。最も自己理解に繋がったのは、内定先インターンシップでの振り返りワークです。数日間一緒に仕事をした学生から、実際の仕事振りやチームでの振る舞いに関する客観的な意見をいただくことが出来ました。単なる他己分析ではなく、活動を経た評価を頂いたことで、悔しさに対する反骨精神や使命感の強さなど面談では気づくことの出来ない、自分の仕事に対する姿勢を理解することが出来ました。

-質問⑦ 最後にこれから就職活動を始める後輩にメッセージをお願いしますー

楽しい就活にしたいなら、SPI、玉手箱、GABのなどの適性検査の対策を早くから徹底的に行ってください!私は、3回生の春から勉強を始めました。試験を突破しなければ、インターンシップや本選考などで人柄を伝えきれることなく選考が終わってしまいます。問題集は10周ほど解いて、どのテストであっても合格できるようにしましょう。頑張ってください!


次回は不動産業界から内定を得た先輩にインタビューした記事を予定しています!お楽しみに。

中川 夢菜
中川 夢菜



  • LINEで送る

PAGETOP