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AP言語ノススメVol.4 ベトナム語

読了時間: 6分

APUでは、日本語・英語のほかにも様々な言語を学ぶことができます。その中でも、AP言語(アジア太平洋言語)と言われる6つの言語を極める学生をそれぞれ取材しました!どの言語を履修しようか迷っているそこのあなた!記事を読んで興味を持ったら、将来はその国で暮らしているかも知れません。是非参考にしてください!


ベトナム語 履修
落合愛美さん

  • APM3回生(休学1年半)
  • ベトナム語Ⅳ単位取得済み
    (3セメスター時から5セメスターまで連続履修、
    うちⅡは言語イマージョン・プログラム参加のため、履修免除)
  • ベトナムにて1年以上のインターンシップ経験あり
  • ベトナムの大学への留学経験あり(休学中)

ベトナム語を履修したきっかけはなんですか

1回生の春休みにベトナムでの海外教育インターンシップ(SEND)に参加したことです。当時、ベトナム語はまったくできませんでしたが、現地でのホームステイに魅力を感じことが、プログラムに参加しました。学生の間にしか出来ない経験を積みたいと考えていました。しかし、言語の壁があり、ホストファミリーと十分にコミュニケーションを取れませんでした。もしベトナム語を話せたら、より現地のことを理解したり、現地の方々との仲を深められたのではないかという気持ちを抱くようになり、ベトナム語の授業を履修しました。

履修を続けようと思った理由はなんですか

ズバリ!ベトナムという国が好きになったからです!
私は言語の勉強をする際に、音楽、映画やドラマなどの文化の面からその国に興味を持つことが多いです。特にベトナムの音楽が好きで、興味のあることの中にベトナムに関係するものが多くなり、勉強を続けたいと思うようになりました。自分にとって著しく心を惹かれる部分がなければ、現在に至るまで勉強を続けることは出来ませんでした。どの国の言語や文化も素晴らしいですが、自分が特に魅力を感じる国は人によってそれぞれ違います。その国の人や文化に触れてみなければ、本当の魅力を知ることは出来ません。興味を持ったら、まずは履修する前に一度現地に訪れたり、履修する言語を母国語とする友人を作ってみると良いと思います。

私にとって、ベトナムでの生活や現地の方々との交流を通じて知ることが出来た、人々の価値観や考え方も心を惹かれた部分でした。プログラム参加後も、SENDで出会った方々との交流が続いたり、APUでベトナム語を母国語とする友人が増えるなど、ベトナム語を使う機会が多くありました。交流を通じて、現地での流行やローカルなテレビ番組などの情報を知ることが出来ました。今でも、勉強すればするほど新しい発見があり、興味は強くなるばかりです。

言語を習得するために工夫したことはありますか

人との繋がりを活かして、アウトプットの時間を設けました。特にベトナム語ⅠからⅢまでの授業では、単語や文法を学ぶ内容がとても多かったのですが、私は授業を受けただけでは忘れてしまうため、その日のうちに約1時間ほど復習することを心がけていました。分からない部分は先生や友人に質問して、出来るだけ当日中に解決するように意識していました。

私がベトナム語を学ぶ上で一番難しかったのは、発音でした。ベトナム語を話す友人との会話を通じて、発音の練習をしていました。初めは、SENDで出会った方々と電話で話していましたが、サークルや授業のグループワークを通じて、APUの中でもベトナム語を母国語とする友人が増えました。ベトナム語の授業でプレゼンテーションがあれば、練習を手伝って欲しいと声をかけたり、ベトナム語を勉強しているので教えて欲しいと伝えることで、言語パートナーのような存在が出来ました。ベトナム語を学ぶ日本人は珍しいため、喜んで受け入れてくれることが多かったです。

私は、新しい出会いがあった時に、友人になるだけで終わるのではなく、より深く関わり、刺激をもらい合う関係性を築きたいと考えます。全ての出会いを自分が成長できる機会にしたいと思っており、今でも、ベトナムで出会った方々と連絡を取り続けています。全ての原動力はベトナムが好き!という気持ちでした。半年に1回、ベトナムを訪れており、現地で友人に再会した時に成長した姿を見せたい、前回出来なかった話をしたいと、現地に訪れることをモチベーションに学習を続けました。

”言語パートナー”とどのように言語を勉強しましたか

私は言語パートナーとベトナムで出会い、現在まで約1年半以上の交流があります。インターンシップ先の先輩の紹介で知り合い、相手は日本語の勉強中だっため、お互いに言語を教え合うようになりました。当時私はフルタイムで働いていて、勉強時間を作ることが難しかったので、週に1回は必ず直接会って勉強する約束をしました。インターンシップで取り入れた知識をアウトプットする機会にしていました。帰国後の今でも、ビデオ通話や日記添削を週に1回の頻度で続けています。一緒に言語を使う練習をする中で、授業で身に付けた知識が活かされていると感じる瞬間がよくあります。言語を教えてもらうだけでなく、友人としても私の良き理解者です。数にこだわる必要はないので、例え1人だけであっても、学習中の言語を使って話すことが出来る仲の良い友人を作ると良いと思います。

知識をインプットする方法の中で、言語力の向上を1番実感したのは、本を読むことでした。空いた時間に知識を取り入れるように工夫して、単語力や表現方法の幅が圧倒的に広がりました。学習の結果、インターンシップ先でベトナム語で事務連絡をしたり、日常生活では、初めは少し人の手を借りましたが、自分の力で家を借りたりするレベルまで習得できました。

言語を話すことが出来てよかったと思う瞬間はありましたか

ベトナム語を勉強していることで、自分自身にも興味を持ってもらうことが出来た時です。日本人でベトナム語を学習している人は珍しいため、勉強していることを伝えるだけで、「言語に興味を持ってくれてありがとう」と、現地の方から感謝されることもありました。距離感が縮まり、より深い仲を築くことも出来ました。その度に、ベトナム語を勉強していて良かったと思いましたし、同時に、もっと頑張ろうという向上心も湧きました。

また、TAやサークルの活動などでも、ユニークな存在になることが多くなりました。ベトナム語を学んでいることで、私の内面にも興味を持ってもらうことが多く、自分を際立たせる武器の1つになりました。将来は、言語力を活かしてベトナムと日本の間に立つ仕事がしたいです。現在は、翻訳や通訳の仕事にも興味があり、これからも言語の学習を続けたいと思っています。


Vol.1 マレー・インドネシア語はこちら
Vol.2 韓国語はこちら
Vol.3 中国語はこちら

次回はスペイン語履修者へのインタビューです。お楽しみに!

中川 夢菜
中川 夢菜



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