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別府で起業家のタマゴになる! –Fluffyfluの情熱

読了時間: 4分

日本に留学していても、自分でビジネスができたらどんなに素晴らしいだろうと思ったことはありませんか?実はAPUの先輩には、在学中から準備をして卒業後別府で起業した先輩がたくさんいます。

タイ出身のAPM3年生、Napatsorn Permpetch(グフィ)さんとIrine Intaraさんは、クラフトやアート作品への情熱が高じて、「Fluffyflu(フラフィーフル)」というビジネスを始めました。すでに別府を拠点に、東京、沖縄、長崎、千葉などにも商品を出荷しています。この記事では、彼らが事業を始めるまでに至った困難克服の道のりをご紹介します。

“Day” 1

ビジネスプランの初期アイデアは、COVID-19の自粛生活から学生に在宅時間が増えたことから生まれました。グフィは、自分の作品を公開して収入を得つつ、一人でも楽しい時間を過ごせるチャンスだと考えました。「Fluffyflu」とは、パンデミックをヒントにした「flu」という言葉へ「フワフワ」のニュアンスを加えて可愛らしくして、ビジネスネームとしました。その後、彼女は自分の彫刻作品を販売するためのプラットフォームをインスタグラムに作りました。

Fluffyfluの初期作品

Fluffyfluの初期作品

ひとりよりふたり

2020年2月、彼女は同じ趣味を持つ親友のIrineさんとパートナーを組みました。Irineさんは当時すでにタイでアクセサリーの仕事をしており、ビジネスの拡大につながりました。

初めてのポップアップストア

好評を博し、売り上げを伸ばした後、別府市内のFour Clover's Caféの中に初のポップアップストアを出店しました。

別府市内のFour Clover’s Caféへ出店

別府市内のFour Clover’s Caféへ出店

大きな一歩

kurukuru でのFluffyflu

冷めない情熱から、さらに別府駅近くでAPU学生が運営する店舗「Kurukuru」に出店することを決めました。後に、ここが彼らのメインのポップアップストアとなり、最も多くの売り上げを記録しました。

また、2021年9月には、大分にもポップアップストアを展開する予定だそうです。私は2人に、自分のビジネスを運営する経験について尋ねました。 以下はそんなお二人へのインタビューをご紹介します。

留学生にとって日本で起業を目指す際に、一番大変なことは何だと思いますか?

Gufiさん: 私たちにとっては言語が大きな問題です。私たちは日本語を話せますが、商品をお客様により正しく伝えて販売できるレベルまでは達していませんでした。また、日本のプラットフォームで運営していたオンラインストアが、日本語の規約を誤解していたせいで閉鎖されてしまったこともあります。やはり、日本語能力は懸念事項ですね。

それをどう対策していますか??

Irineさん: 基本的には、Google翻訳を使ったり、日本人の友達に助けてもらったりしています。しかし、もうひとつ重要なことは、日本のビジネス文化に精通すべきということです。そのため、日本のさまざまなオンラインストアのプラットフォームを確認して、良いアイデアは私たちのビジネスに取り入れました。

ビジネスから得たものは?

Gufiさん: インスタグラムやウェブサイトを管理しているのは私なので、日本のお客様に適切に商品を紹介したり、日本の文化市場について理解したりするために、より具体的な日本のマーケティングの表現を積極的に学ぶ必要があります。これは、自分のコンフォートゾーンを飛び出して、より多くの人に働きかけることになります。また、自分の作品を評価してもらうことで、自分の作品に対する自信を深めることができます。

Irineさん: PRのためにグラフィックデザインのスキルを身につけただけでなく、「Promotion and Sales Management」の授業で学んだ知識を実際の場面で活用できています。また、Fluffyfluを運営することで、毎日目標を持って朝目覚められるようになり、人生が豊かになりました。それに好きなことを楽しんで、お金だって稼げています。

Tips

“Just Do It”
- Gufi and Irine

Gufiさん: まず、自分の情熱に気づき、努力し、そして実行することです。もし、最初の頃に戻って、日本の協会に機会を求めたり、勇気を持って交渉したりしなかったら、フラッフィーはここまで来られなかったでしょう。もうひとつは、日本の人たちはとても親切です。日本語が流暢でなくても、理解しようとしてくれますので、心配しないでください。

@fluffyflu.gをフォローして、製品を応援したり、今後の面白いイベントの情報をゲットしてくださいね。

Gufi さんIrineさんとのオンラインインタビュー

Gufi さんIrineさんとのオンラインインタビュー

祖国を離れて奮闘するおふたり、お時間ありがとうございました。
これは、その後の人生でのチャレンジに向けた大きな一歩です。読者の皆さんにもパワーを感じていただき、情熱を持って人生を歩み続けていただきたいと思います。

国際学生のみなさんは、大学で教育を受けるという目的で日本での在留が許可されています。したがって、その目的以外の活動をする場合、例えばアルバイト、TA、インターンシップ、その他謝礼を得る地域活動などをする場合には必ず事前に資格外活動の許可を受けなければなりません。アルバイトやインターンシップが決まっていない場合でも申請できますので、あらかじめ取得しておくことを勧めます。

Nichakorn Kurpipat
Nichakorn Kurpipat

サワディー!(タイ語の挨拶です!)私は国際経営学部4回生、SMO(専門経営戦略と組織)専攻のピムです。私は自然にふれたり、インスパイアリングな生活を送る人に話を聞いたりするのが大好きなので、それを私の楽しく晴れやかな生活を送るための原動力にしたいです。ぜひ素敵な話題を共有させてくださいね!




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