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大分県知事
広瀬 勝貞
栄えある立命館アジア太平洋大学に入学された皆さん、誠におめでとうございます。国内はもとより世界各国・地域から本県へ来られた皆さんを心から歓迎いたします。
ご家族の皆様には、晴れの入学の日を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。
APUは、2000年4月の開学以来、国際社会に貢献する多くの優秀な人材を輩出するとともに、昨年の11月にはジェトロと国際的な学術研究や産学連携に関する協定を締結するなど、日本の高等教育のグローバル化をリードし続けています。国際的な評価も高く、イギリスの高等教育機関による世界大学ランキングでは、日本の私立大学の中で全国5位、さらに、同国の専門誌による分野別ランキングでは、国際性で2年連続全国1位に輝くなど、名実共に大分県が国内外に誇る知の拠点です。
また、地域に開かれた大学として、世界の多様性に触れるイベントや小中学校での英語学習への支援など、本県の国際化や地域活性化にも絶えずお力添えをいただいています。
さらに本日から、県産材をふんだんに使用した新しい学び舎のもと、サステイナビリティとツーリズムを同時に学べる日本唯一の学部である「サステイナビリティ観光学部」がスタートします。本県の観光振興にも大いに寄与するものと期待しているところです。
皆さんは、グローバルでありながらも地域に根ざしたAPUに入学され、約100ヵ国・地域の学生が学ぶ多文化共生のキャンパスで、常に世界の潮流を感じながら、かけがえのない友人と出会い、様々なことを学んでいくことでしょう。APUでの多様な学びと出会いが、人としての成長を促し、未来を切り拓く力を育ててくれるはずです。
本県は、豊かな天然自然、歴史文化、魅力的な食に恵まれています。在学中には、本県の魅力にも大いに触れられるとともに、県内各地の方々と積極的に交流を深めていただきたいと思います。そして、この大分を第二の故郷として、人と人、地域と地域、さらには大分と世界を結ぶ架け橋となっていただくことを期待しています。
結びに、皆様の今後のご活躍と、立命館アジア太平洋大学の更なるご発展を祈念し、お祝いのあいさつとします。
2023年4月1日
大分県知事 広瀬 勝貞
別府市長
長野 恭紘
新入生の皆様、立命館アジア太平洋大学へのご入学、誠におめでとうございます。別府市民を代表いたしまして心からお祝い申し上げます。
APUは西暦2000年の開学以来、地域に開かれた国際大学として高い評価を受けるとともに、自由で平和な世界を築く「世界市民」の育成を念頭に置いた独自の『グローバル・ラーニング・コミュニティ』の構築によって、多くの優れた人材を輩出してきました。
様々な困難を経験した私たちは、新しいことに挑戦する力や、発想を転換する力などを蓄えることができました。これから始まる皆様のキャンパスライフも希望あふれたものになると確信しております。
APUでは2015年に策定された『APU2030ビジョン』のもと、未来を担うリーダーに求められる資質を体得するための環境が整えられています。本年度新設された「サステイナビリティ観光学部」についても国際観光温泉文化都市別府として大いに期待をしているところです。人類は、依然多くの課題を抱えておりますが、多様性に富んだAPUでは、それらの課題の解決方法を議論し、実践する力を身に付けることができると思います。
別府市は、遠方からの来訪者を快く受け容れ、努力する人を応援する気質があります。近年は、卒業後も別府に留まり、あるいは別府を一つの拠点としてビジネスを展開される方々も少しずつ増えてきました。良い伝統を残しつつ、まちが常にアップデートし続けるには、皆様の若い力と創造力が必要です。世界の人々にとって魅力的な都市への成長を目指し、皆様と共に歩むことができれば幸いです。
また、本日4月1日から3日まで、本市の代表的な祭り「別府八湯温泉まつり」が開催され、来年は「市制100周年」を迎えます。活気と賑わいが戻ってきたまちに皆様も是非足を運んでいただき、元気な別府を体感していただければ幸いです。
結びに、立命館アジア太平洋大学のさらなるご発展並びに学生及び関係者皆様のご健勝、ご多幸を祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたします。
2023年4月1日 別府市長 長野恭紘