学生生活

性の多様性に関する基本方針と本学の環境について

性の多様性に関する基本方針

立命館アジア太平洋大学は、基本的人権の尊重という観点から、性の多様性を尊重します。いかなる性的指向や性自認の学生も人権侵害を受けず、また、性的指向や性自認を理由に不利益な扱いをされることも不快な思いや苦痛を受けることなく、本学において学修し、学生生活を送る環境を整えます。

性の多様性に関わる本学の環境について

公的証明書類の性別欄

本学で発行する各種証明書(成績証明書・在籍証明書等)には性別欄がありません。

学籍簿記載事項(名・性別)の変更

性別違和を理由に戸籍などの公的証明書と異なる名・性別の登録を希望する場合、本人の申請、大学の承認のもと、学籍簿上の名・性別の変更をすることができます。一定の要件がありますので、希望する方は下記のLGBT+リエゾンオフィサーへご相談ください。

卒業後に氏名を変更された方への各種証明書の氏名変更

本学を卒業後に氏名を変更された方は、変更後の氏名で各種証明書を発行することができます。所定の手続きについては証明書担当部署(shoumei@apu.ac.jp)にお問い合わせください。

健康診断受診や宿泊を伴うプログラムへの参加

学校保健安全法に基づき、本学の学生は年に一度健康診断を受診する必要がありますが、その際、男・女別の更衣室に案内されます。また、大学主催のプログラムには、宿泊を伴うものもあり、男・女別の共同部屋や共同風呂を利用することもあります。施設の利用に関し、個別対応を希望する方は、事前に下記相談窓口もしくは各担当オフィスへご相談ください。

APハウス入寮

APハウスの居室は男・女別のフロアと混合フロア(性別に関係ないフロア)に分かれています。入居フロアやAPハウスでの生活に関して不安なことがある場合は下記相談窓口もしくはAPハウスへご相談ください。入学前の方の相談もお受けしています。施設に限りがあるため、お早目の相談をお勧めします。

トイレの利用

本学では性別を問わず利用できる個室トイレが設置されています。
現在は車いすのマークの標識が付してありますが、障がいの有無や性別に関係なく利用することができます。今後、標識は変更する予定です。

個室トイレ設置状況
BII棟・E棟・FII棟: 各階に設置、H棟:設置なし、その他:1階に設置

体育館の更衣室・シャワー室

体育館の更衣室・シャワーは男・女別になっています。シャワーは更衣室の共同更衣場所を通った先にあり、カーテンで個別に区切られている形です。
更衣に関しては、体育館の中にある個室トイレ内に着替えボードがあり、誰でも利用いただけます。ただし、個室トイレ内にシャワーは併設されていません。

相談窓口

スチューデント・オフィスのLGBT+リエゾン・オフィサーがお話を伺います。
LGBT+リエゾン・オフィサーは性の多様性に関する専門家ではありませんが、大学生活の中で、性の多様性に関わり、困ったことや不安なことがある場合に、お話を聞き、大学ではどのような対応ができるかをお伝えしたり、個人の希望と必要性に応じて大学の各オフィスや関係者と調整をします。他のオフィスが扱うプログラムやサービス、また、学習環境に関わることであっても、こちらに相談していただいて構いません。
相談を希望される方は、事前にメールにて、来室希望日時を複数お知らせください。
入学前の方の相談も受け付けています(メールでも対応可能)。

スチューデント・オフィス LGBT+ リエゾン・オフィサー
乾 さや子・ 中村 美智子・ 下之門 直樹
Tel: 0977-78-1104 Email: apulgbt@apu.ac.jp

LGBT+:lesbian、gay、bisexual、transgender、その他全ての性的指向・性自認のあり方の総称

学生サークル:APU Colors

LGBT+のサポートを目的としている学生サークルです。LGBT+が生活しやすい環境づくりを目指し、講演会・展示会などのイベントや交流会などを行っています。当事者・アライ(支援者)の学生がともに活動をしています。
APU Colors フェイスブックページ https://www.facebook.com/iroiroapu/ インスタグラム @icolorlove

学生教職員アンケート結果

本学で2015年11月~12月に実施した「セクシャル・マイノリティー(性的少数者)の学生環境に関するアンケート調査」の結果はこちらです。

TOPICS

学籍簿記載事項(名・性別)の変更

性別違和の方の学籍簿の記載名・性別の変更ができるようになりました(一定の要件を満たす必要があります)。(2022年4月)

トイレサインの変更

改修をしたE棟・F棟1階のバリアフリートイレの標識に「ALL GENDER RESTROOM」という表記が付され、シンボルも新しくなりました。(2021年4月)

APU Colorsとともに「Know yourself, love yourself」を実施しました。

報告はこちら(2019年12月)

F棟のトイレの一部を改修しました。

F棟では多くの授業が行われますが、誰でも使える個室トイレ(車いすトイレ)はひとつであり、増設できないかと検討しましたが、建物の構造上難しく、APU Colorsの協力を得ながら改修案を作りました。ベストではないですが、F105とF106の間にある男女各トイレの入り口すぐに個室トイレを作りました。また、男性トイレの各小便器をパーテーションで区切るようにしました。(2019年4月)

新任の教職員に対する研修を行いました。

本学に4月から着任する教員、職員を対象に「性の多様性に関する基本方針」と本学の取り組みについて説明を行いました。(2019年4月)

APU Colorsとともに「Love Pride - 愛の多様性を考える3日間」を実施しました。

報告はこちら(2018年10月)

専門家を招いて職員研修を行いました。

本学に4月から着任する教員、職員を対象に「性の多様性に関する基本方針」と本学の取り組みについて説明を行いました。

報告はこちら(2018年4月)

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