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APUで模擬国連会議 九州サマーセッション2009を開催

学生生活

2009/9/1

2009年8月24日(月)から27日(木)の4日間、APUサークル「模擬国連」が所属する模擬国連委員会九州支部主催の「模擬国連会議 九州サマーセッション2009」がAPU多目的ホールで開催されました。


九州サマーセッションは、全国に支部を持つ模擬国連委員会の4大大会(関西大会、九州サマーセッション、北陸大会、全日本大会)の一つで、九州支部を構成するAPUと北九州市立大学が毎年8月に開催しているプログラムです。模擬国連の組織に所属する全国の大学生・大学院生を中心に約40名が参加し、学生たちが扮する各国の大使の立場から、国際社会が直面している問題について、各国の利益を考慮しながら話し合いました。

今回の模擬国連会議の設定は「第七回WTO(世界貿易機関)閣僚会議」で、ドーハラウンド締結にむけての枠組み合意の策定を目的としています。ドーハラウンドは貿易で生じる問題をとり除くことを目的としたWTOが主催する国際会議で、主に農業、鉄工業品、サービス、貿易ルール、貿易円滑化、開発、知的財産権、環境といった分野について話し合われており、今回の模擬国連会議では農業に焦点を当て議論を行いました。

4日目には会議後のシンポジウム企画として、JA全農大分、大分農業委員会、大分県庁の方を招き参加者に現場の声を実際に聞いてもらい、模擬国連会議での政府としての国益の追求とのギャップを実感してもらいました。シンポジウム企画参加者は「現場の方の話を聞く機会がなかったので今回のシンポジウムは本当に考えさせられることが多かったです。私たちは模擬国連会議を行う上で現場を見ることを怠りがちである為、現場を知ったうえで模擬国連会議に臨む必要があると感じました」とシンポジウムを振り返りつつ語ってくれました。

大会終了後、APU模擬国連に所属し今回の大会の責任者でもある矢野美穂子さん(APS3、日本)は「今大会のテーマは『fight for…』でした。国益の直結する会議の中で「何の」ために戦うのかを考えてもらいました。模擬国連会議を行う上で現場を忘れがちですが、実際の現場に見を向けると農業交渉に対する姿勢も異なってくるのではないでしょうか。現場で事実を見ることで、リアリティの増した模擬国連活動につながると思います」と大会の成功を振り返りました。

模擬国連は1923年にハーバード大学で開催されたのを始まりに、日本では1983年に緒方貞子氏(前国連難民高等弁務官)の顧問の下、発足しました。模擬国連は国際政治の仕組みを理解し、国際問題の解決策を考えることができる効果的な学習プログラムの一環として世界中の高校・大学で取り入れられています。模擬国連は国際社会に貢献する人材育成を活動理念のひとつに掲げており、実際に多くのOB・OGが国連や様々な機関で働いています。また平成20年に外務大臣表彰を受賞するなど模擬国連の社会的役割が認められつつあります。

取材:前原博信(APS3、日本)
APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant (SPA)>




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