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駐日インドネシア特命全権大使、APUで特別講演を行う

講演・シンポジウム|来学者

2013/07/03

2013年6月28日(金)、ムハマド・ルツフィ駐日インドネシア特命全権大使がAPUを訪問し、「インドネシア―次の世界経済」と題した特別講演を行いました。本講演は、2013年のマルチカルチュラル・ウィークの一環である、インドネシア・ウィークの最終イベントであるグランドショーの前に開催されました。

 
講演では、ルツフィ特命全権大使は、インドネシアの現在の経済状況や国の将来の展望、また広大な土地や文化的多様性といったインドネシアの特徴を紹介しました。「インドネシアには、17,000の島と300の異なる言語があります。インドネシアには非常に大きな潜在能力があり、2050年までに世界で4番目の経済大国になる予定です。しかし、多くの課題もあります」。
 
グローバルエコノミーの中でインドネシアが将来経済大国になるために、ルツフィ特命全権大使は「政府は予算に対し最大3%までしか赤字を認められないという厳しい政策のおかげで、財政状況は健全であり、対外債務率も23%で欧米よりも非常に低くなっています。中間層の急激な拡大や強力な人口増加といった他の要素もあり、インドネシアは地域の経済成長を将来引っ張っていく国として非常に注目されています」。
 
講演後、特命全権大使はグランドショーに参加し、APU学生によるインドネシアの文化パフォーマンスの夕べを楽しみました。そしてショーの終了後、「ショーに魅了されました。ショーはインドネシアに誇りを与えました!インドネシアの学生と日本や、その他の国の学生とのこのような協力は、異文化理解を進めるのにとても効果的な方法です。学生も生涯にわたって思い出に残るでしょう」とコメントしました。
 
現在APUには、大学院生24名を含めた180名のインドネシア出身の学生が在籍しています。彼らは学問の面でもキャンパスでの課外活動の面でも大きな役割を果たしています。将来インドネシアとのより確固たる関係に期待します。
 


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