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ムスリム研究センター特別講座&ムスリム研究プロジェクト中間報告発表会

連携事業|講演・シンポジウム|イベント

2016/06/13

2016年6月8日(水)、ムスリム研究センター(RCMA)の特別講座とムスリム研究プロジェクト中間報告発表会を行いました。株式会社インスパイア 代表取締役社長 高槻亮輔氏および大分銀行 国際営業室長 山田圭一氏*の挨拶からはじまり、前半の特別講座では主に別府市内のホテル業界関係や飲食業界関係約80名が参加し、後半の研究発表会では学生や教員約40名が参加しました。

セミナー前半は、「ホテルグランヴィア京都 ハラル対応の取り組み」と題して、西日本ホテル初のローカルハラル認証を取得したホテルグランヴィア京都より、ホテルグランヴィア京都 営業推進室 担当室長 池内 志帆氏を講師に迎え、特別講座を開催しました。講座では、ハラルの基礎知識、イスラム市場の開拓、ムスリム文化理解のためドバイやマレーシアのホテルおよびレストラン調査、日本観光地での受け入れの際の注意点、同ホテルがムスリム宿泊客に提供するサービス、ローカルハラル認証取得までのプロセス及び運営体制など、詳細な取り組みについて紹介されました。

後半では、本学教員によるムスリムを主テーマとした研究成果の中間報告会を実施しました。立山博邦准教授による「日本語指導が必要な児童生徒に対する支援に関する研究」、鈴木泰教授による「ムラバハ症候群とインドネシア・イスラム銀行におけるムシャラカ取引の実態」、BARAI Munim Kumar教授による「貧困削減のためのツールとしてのイスラーム・マクロファイナンス:バングラデシュ、インドネシアの事例」、KIM Rebecca ChungHee准教授の「ムスリム社会と連携した循環型社会創出の為の社会起業の可能性調査」と、各研究内容の途中報告をし、各発表に多数質問が挙がり充実したセミナーとなり、参加者にとってムスリムに関する理解を深める上で貴重な機会となりました。

*株式会社インスパイアと大分銀行は、ムスリム研究センターの後援団体です。



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