立命館アジア太平洋大学
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日本で働くということ-4名の卒業生(海外出身)が講演

教育プログラム

2018/5/14

2018年5月4日(金)、日本で働く4名の卒業生が、日本語の言語クラスで、日本語力をどのように伸ばしたのか、今の会社をどうやって選んだのか、どのような仕事をしているのか、日本語を使って日本で働くことの楽しさや難しさなどを講演し、日本語力を鍛えている最中の国際学生たちに刺激を与えました。

(講演をした卒業生)
DITIE Abdoulayeさん(アジア太平洋マネジメント学部*2005年3月卒業、自動車メーカー勤務)
HINDAWI, Safwanさん(アジア太平洋学部2005年3月卒業、歯科材料商品製造販売会社勤務)
SIRIRUTANAPRAPAN, Thammatasさん(アジア太平洋マネジメント学部2007年3月卒業、物流会社勤務)
WU Hsin-Yunさん(アジア太平洋学部2005年9月卒業、観光振興分野でフリーランス)

質疑応答の時間では、さまざまな質問が寄せられました。一部の内容をご紹介します。

「先輩の皆さんは、APUではじめて日本語を勉強し始めたと聞きましたが、日本語ができると自覚したのはいつごろからですか?」という質問に対し、DITIEさんは「私もみなさんと同じように泣きながら日本語を必死に勉強しました。3回生になったころに、日本語で積極的にコミュニケーションする勇気が出てきました」、WUさんは「私も3回生の頃です。たまたま、英語の不得手な国内学生と、共同作業をしなければならなくなった時に、会話の中心が日本語になりました。その時、私、とっても日本語ができる!と自覚しました」と答えました。

「客観的に見て、日本の企業の方からAPUの学生はどのように評価されていますか」という質問に対し、HINDAWIさんは「APU生は、グローバルな感覚を持ち、物事を考える視野が広いという印象を与えていると思います」、DITIEさんは「私の会社の方の視点になりますが、APU生は優秀だというイメージがあります。皆さんも、先輩方がつくってきたそのブランドイメージを保つよう、がんばってください」と答えました。

「日本の企業では長時間労働が多いと聞いているので、日系企業への就職を迷っています」という質問に対し、DITIEさんは「楽しい仕事ならば仕方がない、それならば何時間働いても楽しいはずですよね」と答え、SIRIRUTANAPRAPANさんは「今はどのような企業でも働きやすい環境作りを心がけています。8時間で行っていた仕事を、4時間で終えられるようにできれば、生産性をあげられたことが評価されます。私は、定時に退社しても、職場で居心地の悪さなどを感じたことはありません」と答え、HINDAWIさんは「会社によって状況は異なると思います。前職の会社では、サービス残業は厳禁でしたが、残業が必要な場合は、事前に許可を得て超過勤務労働をしていました。皆さんは、これから就職活動をはじめると思いますが、皆さんには企業説明会などで残業について聞く権利があります。気になるならば遠慮せずに聞いてみてください。その結果、その会社を選ぶかどうかは皆さんの判断です。また、働きやすい環境がまだ整っていない会社の場合でも、相談できる人は必ずいます。周りの人へ話すことで、解決へたどり着けると思います。会社は、働きやすい環境を作りたいが、どうすればよいのか分からない面もあると思います。私たちのような外国人や女性の方が入社して、新鮮な声を出して、伝えてあげればよいのです」と答えました。WUさんは「世界は広い。日本以外で働きたい人もいると思いますが、APUで学び、せっかく日本語を修得するので、いちど日本の会社で働き、社会人としてビジネスで通用するレベルまで日本語能力を引き上げてはどうでしょうか?それから給与水準や働く環境など、様々な国の状況を比較してみて、どこの国で本当に働きたいのかを考えても良いと思います」と答えました。

「APUに入学して良かった事は」という質問に対し、SIRIRUTANAPRAPANさんは「世界中に友だちができたことです。仕事で海外に行くこともありますが、どこの国に行っても必ずAPUの先輩や後輩がいます。世界中に同じ大学の出身者がいるということは本当に心強いです」、WUさんは「たくさんの友人ができたことは、もちろんそうですが、別府という心が落ち着く場所で大学生活を送ることができたことです」、HINDAWIさんは「第二のふるさとができたことです。年に1回は別府に帰っていますが、会社への休暇届けには、別府へ帰省と書いています」、DITIEさんは「自分はとてもシャイな性格でしたが、APUで視野が広がり、オープンマインドになりました。自分の将来に役立つ経営に必要な知識を得ることもできましたし、何より、APUに来たことで、自分の将来を描くことができるようになりました」と答えました。

この卒業生の講演を聞くGOAL(Global Alumni Lecture)という取り組みは、「世界に散らばる卒業生がAPUキャンパスで在校生とつながり、自らの知識と経験およびキャリアについて語るプログラム」です。様々な場で活躍する卒業生をAPUのロールモデルとして在学生に示すことで、APUでの学びが卒業後のキャリアにどの様につながるかを具体的に学び、在校生自らのキャリアビジョンの形成および在学中の学修動機づけになることを目指しています。

世界中で活躍しているAPUの卒業生はAPUの財産です。今後APUでは、世界中の卒業生とAPUを繋ぐ取り組みを、ますます強化していく予定です。

*アジア太平洋マネジメント学部は、2009年4月より国際経営学部へ名称を変更しました。



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