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大学院生研究支援制度採用者が研究成果を発表

教育プログラム|SDGs

2018/05/21

APUリサーチ・オフィスは、毎年、大学院生の研究活動への支援を目的として、補助金を交付しています。2018年5月9日、2017年度に補助金を受給し、研究活動を終了した9名の大院生(博士後期課程学生1名、大学院修士課程学生8名)による、研究結果発表会を開催しました。

発表会は、立命館アジア太平洋研究センター長であるPROGLER Joseph教授のあいさつから始まり、その中でPROGLERセンター長は、研究を旅に関連付け、いずれもその物理的・知的な部分によって特徴付けられ、研究の物理的な部分がフィールドワークによって構成される一方で、知的な部分は、フィールドワークによって得られたデータと、調査結果を分析し、解釈するプロセスからなる、と説明しました。また、大学院生がこの制度を活用し、フィールドワークを通して、各々の研究活動を支援していきたいと述べました。

9名の発表者の中、唯一の博士後期課程学生のGEGES Dhino Bonitaさん(アジア太平洋研究科)は、「フィリピンにおける地域社会の回復力強化に向けた社会事業の主流化」と題した自身の研究調査の一環として、2013 年にフィリピンを襲った大型台風により被災した自治体を訪れ、1ヶ月に及ぶフィールドワークを行い、その調査活動費用の一部として本補助金を活用した事例を紹介しました。

GEGESさんは、補助金への感謝として「私は、今回のフィールドワークで11の島にある村々を訪問し、被災地域で働くNGOの代表者にインタビューする機会を得ました。博士課程でおこなっている研究の目的達成だけではなく、訪問先の団体とのつながりを深めることもできました。博士課程で、研究の重要な時期である1回生時に補助を受けることができ、感謝しています。フィールドワーク中に得た調査結果とネットワークは、私のこれからの研究活動へ、大きな扉を開いてくれると確信しています」と述べました。



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