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“Proud to be Brave” - オナーズプログラム対象LGBT講演会 - (株)トロワ・クルール代表取締役 増原裕子氏

教育プログラム|講演・シンポジウム|SDGs

2018/07/09

2018年6月27日(水)、APUオナーズプログラムの定例講演に、LGBTアクティビストの(株)トロワ・クルール代表取締役 増原裕子氏をゲスト講師に迎え、「Diversity & Inclusion support - LGBT -」のテーマで、参加したオナーズプログラム学生約30名を対象に講演と意見交換を行いました。

講演の中で増原氏は「10歳で女性が好きと気が付いたが、そこから誰にも相談できない12年間の苦悩が続いた」と、当事者ならではの苦しみを語りました。またパリに留学した際に、同性愛者である事を共有できる環境に感銘を受け、日本で社会的に活動するに至った経緯を語りました。そして同性愛は世界72ヶ国で犯罪とされることを紹介し、日本のLGBTを取り巻く現状として「学校や職場での差別禁止法がない。性別変更は可能だが、要件が非常に過酷である」と訴えかけました。

その後「SOGIハラ(Sexual Orientation & Gender Identity = 性的指向と性自認に関するハラスメント)」の事例を挙げ、「安全なAPUのキャンパス環境をどのように作ることができるか?」と学生に問いかけました。これを受け、参加学生達は活発な意見交換を行いました。

講演の締めくくりに増原氏は、出口学長から以前聞いて感銘を受けたという「世界70億人、その70億人一人ひとり違うのだ」という言葉を引用し、当日着用していた “Proud to be Brave”と書かれたTシャツを示しながら、「その違いを楽しむこと、また自分らしさをどう世界に活かせるかを大切にしてほしい」とメッセージを送りました。

オナーズプログラムでは、APU学生の模範となり、他の学生や社会、地域へ貢献する学生の育成を目指しています。今後もAPUの多文化環境を活かした様々なプロジェクトに取り組む予定です。詳細はこちらをご覧ください。



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