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2020年9月25日（金）、「2020年秋入学式」を行い、新たに462名が本学の一員となりました。今回は新型コロナウイルス感染予防のため、初めてオンラインのみによる式典開催となり、新入生は世界各地からオンライン会議システムを通して出席しました。

今秋の入学者数は、55カ国・地域出身の、学部生372名（国内学生43名、国際学生329名）、大学院生78名（国内学生1名、国際学生77名）、短期・交換留学生・科目等履修生12名（国内学生10名、国際学生2名）です。（2020年9月25日現在）

式では出口治明学長が「新入生の皆さん、APUへの入学、本当におめでとうございます。
また、今回の式典は今年4月に入学された皆さんにも、出席していただいています。コロナウイルスの影響で、今年4月の入学式を執り行うことができず、大変悲しい思いをさせてしまいましたが、今回こうして春と秋の入学式を合同で執り行うことができました。改めて、2020年4月入学の皆さん、9月入学の皆さん、ご入学おめでとうございます。
本来であれば、新入生の皆さん全員とそのご家族の皆さん、多くの先輩や教職員が別府に集まり、一緒にお祝いすることができるようにと願っていましたが、日本に入国することができない学生も多く、こうしてオンラインで入学式を行うことになりました。しかしながらこのような状況下でも、APUを選んで入学してくれたみなさんと、こうして入学式を執り行うことができ、とてもうれしいです。18歳や19歳は、勉強の習慣をつけるためにはとても大事な年齢です。現代の脳科学では、好奇心や学ぶ気持ちは、18歳、19歳でピークをつけるといわれています。大学で学ぶ基本はロジカルシンキングをしっかりと身につけることです。この時期に学ぶ習慣をつければ、一生、学び続けることができるのです。そして、一生学び続ける人は、生涯豊かな人生をおくることができるというデータがあるのです。皆さんは、人・本・旅で、即ち、たくさんの人に会い、たくさん本を読み、いろいろなところへ出かけていって、ぜひ、学ぶ楽しさを身につけてください。大学は何といっても勉強するところなのですから。」と述べ、新入生を激励しました。

―――学長からのメッセージの全文はこちらでご覧いただけます―――

SHAFIRA Nuralifa S.さん（アジア太平洋学部3回生、インドネシア）が在学生を代表して歓迎の挨拶を行いました。

新入生を代表して東　麻起さん（アジア太平洋学部、日本）とCHADHA Asthaさん（アジア太平洋研究科博士後期課程、インド）が挨拶しました。

東　麻起さんは「現代の情報社会だからこそ、APUのような多くの国地域の学生と繋がりを持ち、「生の声」を共有できる場が必要とされています。世界で起こっている出来事の真実を知るためにはテレビや新聞、SNSから得られる情報だけでなく、実際に人々はどのように感じているのかを知る必要があります。現在のアメリカやヨーロッパ、アフリカやアジアや他の国の人々が一体どういう生活をしているのか、どんなものを食べて、どんな服を着て、何を考えているのか。どんなことで喜んでいるのか。どんなことを悲しく思っているのか。どんなことに苦しんでいるのか。私たち、若者は一体その中で世界のために何ができるのか。こうした疑問の答えを知るためにも、私たちは多くの人と繋がり、情報を共有しなくてはいけません。それこそが、「Real World」を知るための足がかりとなるでしょう。」と抱負を述べました。

また、CHADHA Asthさんは「APUは学びとキャリアを望む人々にとって多くの機会がある場所です。大学院では、学生数に対して多くの先生方がいらっしゃるので、先生方とお話する機会がたくさんあります。また、創造性を育む多くの課外活動も用意されています。実りある大学院生活のためには、勉強とその他の活動のバランスを取ることが重要だと思います。言い換えると、時間の管理がうまくできれば、充実した時間を過ごせるということですパンデミックの間でもAPUでの学びは途切れることなく保証されていると感じています。また、新入生のために私ができることをしたいと思っています。皆さんも、世界の多くのロックダウン下にある場所で厳しい現状に直面した孤独感やストレスに苛まれている人に救いの手を差し伸べてあげてください。いつか私たちがキャンパスに集まることができてそれを祝う日を心待ちにしています。みなさんが、その日まで元気に過ごされますようお祈り申し上げます。」と述べました。

式典のあとには、在学生による歓迎企画が行われ、別府の街の紹介や、クラブ・サークル紹介が行われました。

式典当日の映像は下記リンクでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=6SzYD1tFl5I&t=42s