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2023年に向けた教学棟および国際教育寮APハウスの新設

学生生活|キャンパス整備|SDGs

2021/12/16

立命館アジア太平洋大学は、APU2030ビジョン「APUで学んだ人たちが世界を変える」の実現のため、2021年~2030年の中長期計画「チャレンジ・デザイン」を策定し、2021年度から取り組みを進めています。先日発表した2023年4月の新学部の開設と既存2学部の改革に関連して、より教育効果を高める新たな教学棟と国際教育寮APハウスの建設を計画しています。2021年12月より工事を開始し、2023年2月の竣工を予定しています。

新たな教学棟とAPハウスでは、APUの強みである多様な文化背景を持つ学生、教員間で交わされる活発なグループワークやプレゼンテーションをより行い易い空間をつくり、学びの質向上に努めます。また学外の企業・団体等の方々との交流が可能なスペースも設け、さらに進化させた「混ぜる教育」を展開していきます。今後、学生が主体となって利用する空間については、学生の意見やアイデアを取り入れながら、よりよい教学棟とAPハウスの完成を目指します。

■新たな教学棟の概要と特徴

キャンパスの正門から入って右手の芝生の広場の一部(B棟横)に建設予定となっており、鉄骨造と木造を組み合わせた構造となっている地上3階の建物になります。主な機能は、中教室、馬蹄型教室、小教室等からなる教室群と、学生が滞在する多様なスペース(スチューデント・コモンズ)および教員の研究室、地域連携スペースなどを設けます。

新しい教学棟外観イメージ 中心に木材を使用したスペースと、たくさんの光を取り込む明るく暖かい雰囲気のコモンズ

国内トップクラスの木造建築でカーボンニュートラル社会の実現に貢献
新たな教学棟の中央部分は木造建築となっています。今回使用する木材のほぼ全てに大分県産のスギ材を利用する予定です。クリーンウッド法に準拠した合法的な木材と認められたもののみを使用し、木材量は400立法メートル以上を想定しており、国内の木造建築でもトップクラスの規模となります。木造建築を採用することによって、APUとしてCO2削減に貢献し、カーボンニュートラル社会の実現にむけた取り組みを推進します。また「サステイナビリティ観光学部(仮称、設置構想中)」の新設を機に、持続可能な社会を実現する様々な人材育成を強化していくAPUの考え方や理念の象徴であり、生きた教材としてこの木造建築は大きな役割を果たしていきます。

教学新棟中央部分イメージ 大分県産の木材を使った木造の大階段コモンズ

新教学棟建築概要
建築面積:2,802.02㎡
延床面積:6,495.95㎡(内木造対象面積:1,400㎡:中央部分)
構造:鉄骨造(S造)+木造
階数:地上3階

主要な機能
・中教室(150名、グループワーク&スクール型) 2室
・中教室(200名、グループワーク&スクール型) 2室
・グループワーク特化型教室(150名)3室
・馬蹄型教室(65名)1室
・小教室(32名)9室
・教員研究室23室
・学生滞在スペース(スチューデント・コモンズ)
・地域連携スペース1室

■新たな国際教育寮APハウスの概要と特徴

現在のテニスコート横に建設予定となっており、鉄筋コンクリート造の地上4階の建物になります。4階がエントランスとなり、キャンパスからブリッジでつながります。基本的なフロア構成は、生活空間で静粛性・プライベートに配慮したセキュリティで区画されている寮室エリアと、交流空間で多様なスペースを配置した中央エリアに分かれます。寮室はバリアフリールーム7室を含む全261室となります。既存のオンキャンパスのAPハウスと合わせて、合計1,571室の居室数となります。これまでAPハウスは新入生の入寮希望者全員を収容する居室数がありませんでしたが、このAPハウス新棟建設により新入生で入寮を希望する学生はほぼ全員入居できるようになります。
APハウスは「Residential Education & Residential Wellbeing」をコンセプトに、とりわけ大学初年次の学生の学びと心と身体の健全な成長を支える場となることを目指しており、寮生以外の学生も含め、地域・企業など多様な方々との交流ができる空間やプログラムを展開します。

新APハウス外観イメージ

新APハウス中央部分イメージ
共同生活を通じた学びを促進する場

新国際教育寮(APハウス)建築概要
建築面積:1,918.23㎡
延床面積:6,156.78㎡
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上4階
寮室数 : 261室



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