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ノーベル平和賞受賞のムハマド・ユヌス博士を迎え、次世代の大学の役割と若者の社会起業支援についてシンポジウムを開催

講演・シンポジウム|SDGs

2022/04/22

2022年1月22日(土)、APUムスリム研究センター主催によるオンラインシンポジウムを行いました。このシンポジウムは、社会的起業や、関連する各機関の取り組みと今後について、広く紹介するために開催されました。

基調講演は、「多様性を尊重した次世代の大学の役割と若者の社会企起業家支援」をテーマに、グラミン銀行の創設者であり2006年ノーベル平和賞受賞者の、ムハマド・ユヌス博士をお迎えしました。

ユヌス氏はまず、社会起業を活用して、「貧困0」・「失業0」・「CO2排出0」の3つのゼロが実現できる社会に近づくために、支援者は何をすべきかを講演しました。さらに大学の役割について、過去にはファンタジーのように思われた月への旅行が実現したことに例えて、先人の理論を伝承しながらも、その先人の知恵に挑戦し、未来へ向けて改善を目指す必要性を語りました。

またパネルディスカッションでは、APUの他、九州大学、iU、龍谷大学、吉本興業、GBL(株)によって各機関の取り組みが紹介され、社会起業家の必要性や実践、今後の展開について話し合われました。

APU関係者としての登壇は、国際経営学部の夏田 郁教授、ムスリム研究センター長 DAHLAN NARIMAN准教授、「あまいろ商店」を起業した古川 光さん(当時国際経営学部4回生)でした。校友からはAPU在学中にサークルとしてGBLを立ちあげ、現在GBL株式会社社長であるMichael Wuさん(2011年卒)がビデオ出演した他、同じくGBL株式会社のFatemee Muhammadさん(2013年卒)、Khadijah Sajaranaさん(2019年卒)も登壇しました。さらに、吉本興業からはJAYATHILKAE Birendreさん(2017年卒)も登壇しました。

このシンポジウムは、学生だけではなく一般に公開されたため、海外を含めた一般の方と学生で併せて300以上の参加申込がありました。APU学生にとっても、世界の将来や社会起業について学ぶだけでなく、より身近な、大学で学ぶ意義について、改めて考える機会となりました。



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