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産官学で取り組むSDGs —アジア太平洋学部の授業でブレインストーミングを実施―

教育プログラム|連携事業|SDGs

2022/8/18

2022年7月1日(金)に行われた須藤智徳教授の講義「開発学入門JA」にて、「第1回 産官学連携ブレインストーミング for SDGs」が開催されました。このイベントは、大分県庁、株式会社サンリオエンターテイメントと須藤教授の協働で、大分や日本、そして世界の将来を、世代を超えて考えることを目指し、開発学入門JAの受講生の他、ハーモニーランドSDGs推進プロジェクトの社員、大分県庁の職員、大分県立別府翔青高等学校から高校生らも参加し、産官学連携によるブレインストーミングとして実施されました。

授業の冒頭には、株式会社サンリオエンターテイメント代表取締役社長 小巻亜矢氏とSDGsカラーの衣装を身にまとったハローキティが登壇しました。続いて、大分県商工観光労働部長 高濱航氏、ニッコン株式会社代表取締役社長 佐藤宝恵氏も登壇して、今回のブレインストーミングで多様なアイデアが出されることを期待しているとお話しされました。

©'76, '09, '22 SANRIO

今回のブレインストーミングでは、「私たちの望む未来」をテーマに2050年の大分県や日本そして世界はどのような社会になっているのかについてアイデアを出し合いました。

「開発学入門JA」では、「持続可能な開発」の基本的理論から開発の歴史、開発協力のプレーヤーやその手法を学ぶとともに、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の採択プロセスやその背景と基本的な概念を学び、SDGsの達成に向けどのようなアクションや政策が求められるのかを考察します。 今回の授業では、「開発学入門JA」の授業の一環として、SDGs策定プロセスでも使われたブレインストーミングの手法「ワールドカフェ」を用い、「SDGsの次の国際目標」を策定するための基礎となる「2050年の理想の世界」を描いてみることを目指しました。 「ワールドカフェ」とは、堅苦しい会議室での「会議」ではなく、カフェのような自由で落ち着いた空間で自由に語りあい、様々なアイデアを出し合うことを目指す手法です。 「他花受粉」という概念に基づき、グループメンバーを途中でシャッフルして意見交換することで、更に新しいアイデアを生み出していきます。

授業内ではAPU生と高校生、小巻社長と社員、佐藤社長、大分県庁職員、高校教諭の方々が混ざり合ってグループを組み、「私たちの望む未来」をテーマに、ディスカッションを行いました。最後には学生から「楽しかった」と拍手が沸き起こりました。

サンリオの小巻取締役社長は、授業を終えて、「学生の問題意識の高さに驚きました。皆さんが思考する際の主語が『自分』ではなく、『世界』または『日本』であることが前提になっていると感じました。自分に何ができるかを、日ごろから考えているのですね。」と感想を述べました。また学生へのメッセージとして、「これは私の座右の銘でもあるのですが、『貪欲に学びとれ』とお伝えしたいです。全てはこの一言に詰まっていると思います。」と激励しました。

この授業は、2023年度に向けて設置構想中の「サステイナビリティ観光学部」でも行われる予定です。担当の須藤教授は、「今回のブレインストーミングが、大分県庁、株式会社サンリオエンターテイメントとの産官学連携で行われたことは有意義であり、今後も産官学連携促進を図っていきたい」と述べるとともに、「持続可能な開発を考えるためには、現在の社会課題に対する解決策を考えるだけでは不十分であり、長期的な将来像を描き、そこからバックキャストで今何を行なうべきかを考えることが重要です。特に今の学生たちは将来、SDGsの次の更にその次の国際目標を策定する立場になることが期待されています。こうしたノウハウを学び経験して、自分の将来像や世界の将来像を思い描き、活躍できる人材になることを期待しています」と述べました。

©'76, '09, '22 SANRIO



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