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2022年秋 入学式

イベント

2022/10/07

2022年9月23日(金・祝)、別府市のビーコンプラザで「2022年秋入学式」を行い、新たに526名が本学の一員となりました。完全対面での入学式の開催は、3年ぶりとなります。

今秋の入学者数は、40カ国・地域出身の学部生431名(国内学38名、国際学生393名)、46カ国・地域出身の大学院生95名(国内学生3名、国際学生92名)です。なお、交換留学生・科目等履修生の受け入れ数は、27カ国・地域から120名(国内学生15名、国際学生105名)となっています。(2022年9月30日現在)

式では出口治明学長が「新入生の皆さん、APUへの入学おめでとうございます。心から歓迎します。今日新しくAPUの仲間になってくれた皆さんに、お祝いの気持ちを込めて、3つのことをお話ししたいと思います。1つは、皆さんが今、勉強の習慣をつけるためにとても大事な年齢だということです。色々な人と出会い、たくさん本を読み、世界を広く旅して、ぜひ、ワクワクするような学ぶ楽しさを身につけてください。2つ目は、面白いと思うこと、興味があること、やりたいと思うことをAPUでみつけて欲しいということです。APUは若者の国連であり小さな地球です。ぜひ、APUで「混ぜる」それから「解を出す」を一緒にチャレンジしてみつけましょう。3つ目は、たくさんの友人をAPUでつくってほしいということです。人生を豊かにするものは、学び続ける気持ち、チャレンジ精神、かけがえのない友人の3つだと僕は思っています。あらためて、入学、おめでとう。いつでも、僕の部屋を訪ねてきてください。」と激励しました。

―――学長からのメッセージの全文はこちらでご覧いただけます―――
来賓から、大分県副知事 吉田 一生氏、校友会代表で国際連合人権高等弁務官事務局に勤めるMorse Caoagas Floresさん(アジア太平洋学部 2006年卒)が祝辞を述べられました。Morseさんは、新入生に向けて、APUでふさわしい考え方を持ち、未知なるものを受け入れ、世界に向けて自分をさらけだし、そして個性的であることを恐れないよう、励ましの言葉を贈りました。

AMARJARGAL Anarさん(アジア太平洋学部3回生、モンゴル)が在学生を代表して歓迎の挨拶を行い、新入生に対して、革新的かつクリエイティブであるよう心がけて、大学生活を自分自身の発見に費やすようアドバイスしました。

入学した学部生を代表して、堀場 美波さん(アジア太平洋学部、日本)が挨拶を述べ、「今、世界を見渡すと、戦争、環境問題、飢餓、ジェンダーなど深刻な問題が多くあります。みなさんがAPUに入学した理由は多種多様だと思います。私は世界の多様な政治の構造、国際関係や文化を学び、社会問題の解決に貢献できる人になりたいと思い、APUに入学しました。そのような人になるには、まず世界で何が起きているのか、問題の原因は何かを知り、知識を蓄えることが必要です。そして、グローバル化が進んだこの世界では、自分とは全く異なるバックグラウンドを持つ他者と会話し、協働することが問題解決のためには何よりも重要であると思います。みなさんもご存知のとおり、APUの国内学生と国際学生の比率は同じであり、このような多様性・多文化な環境は他にはないAPUの特色であり強みです。この特別な環境は、国際感覚やコミュニケーション能力を身につけるには最適です。APUの環境を最大限に活かし、知識を蓄え、多くの人と議論し、思考の視野を広げ、世界に良い変化を与えることができる人に成長しましょう。Shape your world. これは私の好きなAPUのコンセプトです。自分自身が主人公だということを忘れずに、自信を持ち、夢や興味があることに挑戦し続け、自身の行動でより良い世界を創っていきましょう。みなさんとこれから一緒に学ぶことがとても楽しみです。もし不安や困ったことがあればお互いに助け合い、豊かで充実した生活を送りましょう。みなさんが日本に来てくださったことに感謝し、心から歓迎します。」と呼びかけました。

また、BALDEH MAMAT SAIDOUさん(経営管理研究科、ガンビア)は、「APUの学生になれたことは大変名誉なことであると感じています。しかし、立派な大学へ入学できたこと、これは私たちの最終目標ではありません。厳しい勉学と、成功へと続く道は今日ここに始まったのです。かつて賢者はいいました。『物事は今日やらなければ、明日にはそれがあなたをダメにするだろう』と。だから私たちはこの機会を最大限に活用して、それを得るためにここに入学したスキルと知識を身につけましょう。そして学業を無事修めたら、母国と故郷、自分の住む社会、周りの制度、そして広くは世界全体にポジティブな変化を引き起こすことができるのです。」と述べました。そして、「みなさんはUbuntuという言葉を聞いたことがありますか?それは、アフリカで広く用いられている言葉で『人類の普遍的な絆』を指します。『私がいるのは、私たちがいるから』という意味です。ここから周りを見渡すと、同じ目的と目標を持って、世界の隅々から集まった若者が座っているのが見えます。しかも文化的、宗教的、民族的、人種的背景や価値観が異なる人々です。APUが私たちを団結させているのです。つまり、私たちの教育への熱望が私たちをここに団結させているのです。そしてヒューマニティが私たちを兄弟姉妹として、家族として結びつけているのです。私たちは同じ人類の仲間として手を取り合いましょう。ここにいる人の中には、新しい文化を体験したり、自分と異なる考え方や行動をする人に接したりするのが初めての人がいるかも知れません。寛容、敬意、そして忍耐の力で、私たちはプロフェッショナルであること、そして相手を思いやることをいつも忘れないようにしましょう。Ubuntuの精神を広めていきましょう。実際、多様性こそ私たちの大学が非常に個性的であることの所以なのです。ここでのたゆみない勉学によって、私たちは世界をよりよい場所に作り替えていく責任あるリーダーになることができるのです。」と語りかけました。

式典終了後には、在学生による歓迎パフォーマンスが披露され、V-steps(Vietnam舞踊)、Soul Sound Style(SSS)、APUよっしゃ虎威(こい)、和太鼓 楽(らく)が会場を盛り上げました。

式典当日の映像はYouTubeでご覧いただけます。



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