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大分市主催の日本語スピーチコンテストでAPU生が最優秀賞に

受賞

2022/11/25

2022年11月5日(土)、大分市が開催した「おおいたワールドフェスタ」において、大学コンソーシアム大分による「留学生による日本語スピーチコンテスト」が行われ、ZHAO Xianghaoさん(アジア太平洋学部4回生、中国)が最優秀賞に輝きました。コンテストでは、大分に留学中の大学生たちが、日頃の想いや経験を日本語でスピーチしました。

ZHAOさんは、日本で防災ボランティアとして活動するなかで得た気づきをテーマに、スピーチを行いました。スピーチでは、外国人留学生は防災の知識が不足している上に、災害の情報も得られにくいため、災害時に日本人のように適切な判断ができないだけでなく、避難所への持ち物やそこでの過ごし方を想像することもできない、と問題を指摘しました。そして、留学生を受け入れる教育機関と自治体が協力して、外国人と日本人が共に防災について学べる場を幅広く設け、国籍に関わらず助け合うことのできる、多様性ある防災コミュニティを育てるべきだと提案しました。スピーチの内容と日本語能力の高さが評価され、ZHAOさんは最優秀賞の成績を収めました。

<ZHAOさんによる受賞のコメント>
今回のスピーチコンテストのテーマは外国人防災です。私が今まで災害ボランティアを務めるなかで感じたことをまとめて、スピーチを通じて表しました。最優秀賞を取らせていただき、大変うれしく感じています。指導していただいた寺嶋弘道先生にもとても感謝しています。先生の指導がなければ、このような成績をおさめられなかったと思います。
コンテストという形を越えて、スピーチをお聞きになった皆さんが、外国人を対象とする防災教育の重要性を認識してくださること、外国人も参加しやすい防災活動がさらに活発になることを願っております。

APUでは、コミュニケーションは国際理解に必要な第一歩であり、言語はそれを可能にする多くのツールの中の1つと考えています。そのため、言語を習得し、コミュニケーションスキルを向上させるために最適な授業や環境を提供しています。英語基準で入学する国際学生に向けて設ける日本語クラスでは、初級Iから上級まで、6つのレベルに分かれて指導しています。



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