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APU起業部4期生成果発表会及び5期生発足式

教育プログラム|SDGs

2022/12/15

APU起業部は11月12日(土)、4期生の成果発表会および5期生の発足式を行いました。APU起業部は2018年7月の発足以来、出口学長をリーダーとして教職員が学生の起業活動を指導する実践型の課外プログラムです。これまでに10組が起業を実現しています。

今回のように成果発表会と発足式が対面で行われたのは3年ぶりとなり、約40名の起業部生が一同に会しました。また大分県庁、別府市、大分市、創業支援を担う機関などから来賓として13名が出席しました。出口学長は「自分の夢や目標に向かって悔いのないように思いっきりチャレンジしてください。心から応援しています。」と挨拶しました。

4期生の成果発表会では5つのプロジェクトが発表されました。
川原京介さん(国際経営学部2回生)は、起業に必要な環境を整えて、夢に向けて一歩踏み出す学生の背中を押せるようにと、11月に別府市内にオープンしたシェアオフィスについて発表しました。

THING Lama Dawa Dorjeさん(国際経営学部3回生)は、母国ネパールから日本へコーヒーを輸入販売し、販売利益を正当に還元するフェアトレードをおこなう非営利団体を日本人学生とネパール人学生の協力で立ち上げ、現地の雇用創生で母国に貢献したいと説明しました。

伊藤愛留さんと(国際経営学部4回生)宍戸美優さん(アジア太平洋学部4回生)は、国際学生の友人にキャンパスのある別府市のお土産物が浸透していないことと、コロナ禍の土産物店の窮状から、世界に受け入れられる商品を選ぼうと57カ国・地域出身の学生を対象に試食調査を行いました。そして競合である各社との交渉を経て、別府市の老舗お土産メーカー3社の菓子を詰め合わせた商品「The 57」を開発し、今年10月に販売を開始しました。本商品はキャンパスの生協ショップや市内の一部スーパー、別府駅の売店などで販売されています。

また複数の起業部生が協働するプロジェクトとして、日本では手に入りにくいような様々な国の伝統工芸品を、現地の文化を添えて販売するECサイト「世界中の商品をお手元にーWorld Basketー」の発表も行われました。

最後に伊藤さんは、自身にとってもう1つの起業プロジェクトとして、英語を学んでも話せないことの多い日本人の国際通用性を底上げするため、ゲーム英会話やメタバース留学を提案する「Growbuddy」を自身の海外やAPUでの経験をもとに発表しました。

この日発足した5期生には、選考枠を拡げたためこれまでで一番多い55名が所属しています。今期より起業部生同士のネットワークづくりを促進するため、対面のセミナーを再開・強化します。



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