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2023年春 学位授与式

学生生活|イベント

2023/03/20

2023年3月17日(金)、2023年春の学位授与式を行い、学部と大学院併せて711名(38ヶ国・地域からの国際学生216名、国内学生495名)が晴れて卒業しました。会場となった別府市のビーコンプラザには卒業生や保護者、教職員が出席し、新たな門出を迎えた卒業生を祝福しました。会場に参加できない家族や友人はYouTubeとFacebookを利用したライブ配信で式典を見守りました。

式では出口治明学長が卒業生へ以下のメッセージを贈りました。

「卒業生・修了生の皆さん、ご卒業、本当におめでとうございます。僕から3つのことをお話したいと思います。1つは、自分に正直に生きてほしい、ということです。誰のものでもない「この路」を歩んでください。他人の評価を気にせず、自分に正直であればそれで十分なのです。2つ目は、常に仲間を大切にしてほしい、ということです。何かを成し遂げようとする時、一人でできる事は多くありません。広い世界を見ると20,000人のAPUの校友が活躍しています。皆さんはこの世界中の仲間との絆を大切にしながら、世界を変える挑戦を続けてください。3つ目は、「人・本・旅」によって学び続けてください。社会に出ても、自分を高めるために、人に会って話を聞き、本を読み、そして、広い世界を旅して見聞を広めてください。最後に、僕の好きな言葉を皆さんに贈ります。『Go where nobody has gone, Do what nobody has done』皆さんのこれからの人生に幸多からんことを祈ります。ご卒業、本当におめでとうございます。 」

―――学長からのメッセージの全文はこちらでご覧いただけます―――

学部卒業生を代表して、今年度の安藤百福名誉博士栄誉賞の受賞者である金本三夢さん(アジア太平洋学部、日本)は、「私たちの4年間の学生生活を一言で表せば、『0から作った大学生活』になると思います。」「対面からオンライン形式に移行し、それまでの制度を一新させる場面が多くありましたが、教職員の方々や、学生間で何度も議論し、試行錯誤を繰り返した時間はかけがえのないものでした。新時代を自らの手で作る実感、マイナスをプラスに転化する経験は今後の人生におけるよりどころの一つになるでしょう。私たちの大学生活は、コロナ禍で入学当初に思い描いていたものとは大きく異なってしまいました。しかし、コロナのおかげで私たちの大学生活を私たちで作り上げるというチャレンジの日々があり、その集大成が本日です。」「どんな未来が私たちを待っているのか、いやどんな未来を私たちが作るのか。長い人生、卒業生の皆さまとそれぞれの世界で活躍することが楽しみでなりません。」

また、大学院修了生を代表してBambang Agung Pratamaさん(経営管理研究科、インドネシア)が、「私の心に最も強く残っている困難をあげるとすれば、新型コロナウイルスのパンデミックの発生でした。」「最初は失望で打ちのめされました。一所懸命努力してAPUに入学ができ、まさにこれからという時にすべてが止まってしまったのです。しかしそんな時、ある作家の言葉を思い出しました。『どんな逆境の中にも、それと同等かそれ以上の恩恵の種がある』というものです。」「日を追うごとに私は強くなり、自分の能力に自信が持てるようになりました。こうしていつの間にか1年が経ち、日本に来ることができて、自分の勉強をキャンパスで再開することができました。こうした経験は私が当初思い描いていたものとはかけ離れていましたが、そこから抜け出すことが出来たことで、人間の精神力の強さ、逆境を乗り越える力を改めて実感したのです。」「人生は常に計画通りに進むとは限りませんが、努力、強い決意、適応しようとする意欲があれば、不可能なことはありません。私たちはこれから社会に出ていきますが、自分自身だけでなく、周りの人々にも良い影響を与えられる人間になれるよう努力していきましょう。」と呼びかけました。

式典の後には 恒例の帽子投げが行われました。卒業生たちの“We are APU”の掛け声と共に、数々の赤い学帽が一斉に高く舞い上がりました。卒業生は、笑顔で会場を後にし、それぞれが新たな人生のステージに向って歩き出していきました。

式典当日の映像は下記YouTubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=lz6v5Jti_b8



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