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「第2の開学」学長メッセージ

教育プログラム

2023/04/03

新学部であるサステイナビリティ観光学部に新入生を迎え入れ、新しい教学棟と国際教育寮が完成し、2023年4月ついに「第2の開学」がスタートします。多くの方々のご尽力とご協力でこの日を迎えることができました。改めて感謝申し上げます。

APUは、「自由・平和・ヒューマニティ」、「国際相互理解」、「アジア太平洋の未来創造」を基本理念として、2000年に大分県、別府市、そして国内外の広範な人々の協力を得て開学しました。これまでの23年間で積み上げてきたものは、「科目の日・英二言語開講90%」、「春・秋入学、クオーター制度の実施」「入学者の国・地域数163ヵ国」、「海外協定校数約500校」「28ヵ国・地域にある37の校友会組織」など圧倒的な多文化協働キャンパスを構築してきました。2022年秋には日本を含む103ヵ国の学生が在籍し、開学以来初めて同時期に100ヵ国・地域以上の学生がキャンパスで学ぶまでになりました。さらには、国際ビジネス認証であるAACSBやAMBA、観光分野でのTedQualの取得など、国際通用性のある教育を実践・提供し、日本のみならず世界中から選ばれる大学として成長してきました。

APUの多文化環境を活かすため、これまで授業内・外問わず「混ぜる」ことにこだわり、その中で学生たちは自分の肌で異文化を理解し、逞しさやしたたかさを学んできました。「第2の開学」にあたっては、「混ぜる」に加え、「解を出す」ことを追求したいと思います。ロシアのウクライナ侵攻、気候変動など、より大きな課題になると問題は複雑に絡み合い、全ての当事者が納得できる解はないと感じるかもしれません。

そんな状況だからこそ、「解を出す」ことにこだわる必要があると思っています。解がないといって立ち止まっていては何も始まりません。APUの学生には、明確な解がない中で自分が信じる解を導きだし、それが解として正解なのか実際に行動してもらいたいと思います。時には失敗することもあるでしょう。それでもいいのです。そんなときは立ち上がり、また前を向いて試行錯誤すればいいだけです。その積み重ねによって、APU2030ビジョンである「APUで学んだ人が世界を変える」を実現できると信じています。

皆さん、さらなる発展を目指すAPUにご期待ください。そして「第2の開学」を迎えたAPUにいつでも遊びにきてください。キャンパスでお待ちしています。

2023年4月3日
立命館アジア太平洋大学
学長 出口治明


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