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第2の開学の幕開け 2023年春入学式

学生生活|講演・シンポジウム|イベント

2023/04/13

2023年4月1日土曜日、APUキャンパスで春の入学式を挙行し、新たに1,133名がAPUの一員となりました。今春の入学者数は、38カ国・地域出身の学部生997名(国内学生747名、国際学生250名)、15カ国・地域出身の大学院生30名(国内学生1名、国際学生29名)です。なお、交換留学生・科目等履修生の受け入れ数は、29カ国・地域出身の106名(国内学生15名、国際学生91名)です。

APU は2023年4月に、開学以来初めてとなる学部「サステイナビリティ観光学部」を新設し、既存の2学部(アジア太平洋学部、国際経営学部)と合わせて3学部体制となり、これを「第2の開学」と位置付けています。今回はその「第2の開学」を祝って、花火や学生屋台の前夜祭を開催しました。また式典当日も特別講演や学生パフォーマンスなどの新入生歓迎イベントを式開催し、特別な入学式となりました。キャンパスでの対面の入学式開催は2014年秋以来です。

入学式に先立ち、大阪大学大学院経済学研究科特任教授の大竹文雄氏に「社会科学の力―経済学で社会課題に挑戦」と題してご講演をいただきました。大竹氏は感染症などの身近な事例で行動経済学と社会科学を説明されました。そのうえで、APUの学問分野である社会科学は、実験で実証することが難しい課題を解決しなければならず、そのためには半事実を想像し、仮説検証をしなければならないことから、古典など多くの書物を読み、友人や教員と議論し多様な発想力を獲得するように説かれました。また最後に大竹氏は「APUで変化を選べ!」という力強いメッセージを、祝いの言葉と共に贈られました。
(特別講演の様子はこちらからご視聴いただけます。)

式典では出口学長がお祝いの言葉と共に、学生時代に心がけてほしい3つのこととして、一つ目に行動すること、二つ目にたくさんの友人をつくること、三つ目に、「人・本・旅」で広い世界に飛び出すことをあげました。
(学長から新入生へのメッセージの全文・本のリストはこちら

NGUYEN Van Anhさん(アジア太平洋学部 3回生、ベトナム)が在学生代表挨拶を行い、入学の節目に「自分が何をしたいのか」を考え、それを始める勇気を持つよう鼓舞しつつ、心身の健康も優先するようにと、故郷や家族から離れた環境で生活を始めた新入生を気遣いました。

山口由人さん(サステイナビリティ観光学部、日本)が新入生学部代表挨拶を行い、APUは相手の置かれている状況を理解できる「共感」スキルを鍛える場とし、多くの対話との積み重ねが、すべての人を巻き込んでのサスティナブル社会の実現につながるのではと述べました。

SHUAIB A S Mさん(アジア太平洋研究科 博士課程、バングラデシュ)は大学院生を代表して挨拶を行いました。2年前にAPU修士課程の入学式をオンラインで経験したSHUAIBさんは、先輩としても新入生を歓迎しました。また、これからはパンデミックを防ぐ都市計画の在り方を研究したいと決意を表明し、新入生にも自分に起きる諸課題の解決に進んで取り組むよう呼びかけました。

式典の動画はこちらからご視聴いただけます。



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