立命館アジア太平洋大学

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学長ノート

卒業生へのメッセージ (2020年春)

2020/3/13

卒業生・修了生の皆さん、ご卒業、本当におめでとうございます。私たち教職員一同は、皆さんの門出を心より祝福いたします。

皆さんの学生生活を振り返ると、今から4年前の2016年4月に熊本地震が起こり、ここ別府市においても大きな揺れが観測されました。入学して間もなかった皆さんや、初めて地震を経験した皆さんもいたと思います。そのような大変な時も、皆さんは、APUをとりまくすべての人たちとつながって、前に向かって乗り越えてきました。
この度、新型コロナウイルスの感染拡大という予期せぬ出来事に見舞われたとはいえ、皆さんが本当に心待ちにしていた卒業式の中止を余儀なくされたことは、誠に断腸の思いでした。秋の卒業式に参列していただくなど、皆さんの気持ちに少しでも寄り添えるよう知恵を絞っていこうと考えています。

卒業にあたって、3つのはなむけの言葉を皆さんに贈ります。
1つは、卒業は新たな勉強の始まりだということです。世界はめまぐるしく動いています。特にITやAIの進歩には目覚ましいものがあり、大学で学んだ知識もすぐに陳腐化します。だからこそ、皆さんには、たくさんの人に会い、たくさん本を読み、たくさん旅をして、これからも終生学び続けて欲しいのです。デカルトが大学を後にするとき、これからは「世間という大きな書物から学ぶ」と述べたように。

2つ目は、行動する人になってほしい、ということです。どんなに素晴らしい考えを持っていても、行動しなければ、世界は1ミリたりとも動かないのです。もちろん、行動しても世界は簡単には変わらない。むしろ、99%以上の人が失敗するでしょう。しかし、人間の社会がこれまで進歩してきたのは、99%以上の人が失敗に終わるという冷厳な事実を受け止めながらも、行動しなければ世界は動かないと信じた人がいたからこそ、なのです。APUの2030ビジョンが掲げている世界を変える「チェンジメーカー」を目指して、皆さん、ぜひチャレンジしてください。

3つ目は、皆さんには大勢の仲間がいるということです。現在、2万人近くのAPUで学んだ先輩が世界中で活躍しています。校友会のチャプターは、36ありますが、うち26は海外に置かれています。皆さんはAPUの仲間とコラボすることができるのです。何事かを成そうとするとき、一番大切なのは仲間です。皆さんは遠慮なくAPUのネットワークを使って、皆さんの好きなこと、やりたいことにチャレンジしてください。もちろん、ネットワークの母港であるAPUは、いつでも皆さんを歓迎します。いつでも、帰ってきてください。その時には、学長室を訪ねるのも忘れないでください。

最後に、僕の好きな言葉を贈ります。

Live as if you were to die tomorrow, learn as if you were to live forever.

皆さんのこれからの人生に幸多からんことを祈ります。ご卒業、本当におめでとうございます。

2020年3月13日
立命館アジア太平洋大学 学長
出口 治明



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