学長ノート

ロシア軍によるウクライナへの武力侵攻に関する声明

2022/03/11

出口 治明 第4代学長

「自由・平和・ヒューマニティ」を開学宣言に掲げ、世界中から学生が集い、多様な環境の中で互いを認め合い尊重し合いながら共に学ぶ立命館アジア太平洋大学としては、今回のロシア軍のウクライナへの武力侵攻を決して容認できるものではありません。
また核兵器の使用を示唆するかのような言動は、人類全体の安全に対する危険な挑戦であり、絶対にあってはならないことだと考えます。

同時に私たちはこの侵攻がロシアの人々の総意ではないことも知っています。ロシア国内での、戦争継続を目論んだ報道管制や、この侵攻に反対する心ある人たちへの言論弾圧に対しても危機感を抱いています。

APU2030ビジョンでは「APUで学んだ人が世界を変える」としています。APUでは、習慣や考え方の違いからおこる衝突が日常的にあります。しかし、その衝突から学生は学び、より良いコミュニティを作るようになります。私たちはこの学びの積み重ねが、世界をより平和で幸せな方向にむかわせる大きな力になると信じています。
APUはこれからも紛争や戦争のない平和な未来の実現に貢献する人材育成に努めます。

ウクライナとロシアに由来を持つ人々が、何処においても不当な差別や迫害をうけることがないよう求め、また、今回のことにより、影響を受ける大学の構成員や関係者がいれば、大学としてできる限りの支援をいたします。

立命館アジア太平洋大学
学長 出口 治明



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