立命館アジア太平洋大学

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学長ノート

新入生へのメッセージ

2015/4/1

是永 駿 学長

立命館アジア太平洋大学(APU)へのご入学、おめでとう。日本には約800の大学、正確には783の大学がありますが、学生も教員も約半数が外国籍という大学はAPUだけです。世界ではオランダによく似た大学がありますが、APUの多様性には及びません。この世界でも稀な多文化環境、この多様性が新しい発想を生み、人間が平和的に共存していくための新しい価値を生み出すのです。

今、日本では、あたかも明治以来の第二の開国を迎えたかのように、「グローバル」という言葉が飛び交っています。APUがめざすグローバル教育は、世界の縮図とも言えるキャンパスで日々、異文化との接触、交流を深める中で、互いの違いを認め、他者を尊重し、対立や摩擦を乗り越え、新しい価値を求める人間を育てることです。世界中から学生が集うAPUの空間は、対話による相互理解を育む貴重なスポットです。この多文化環境の中で、相手の存在を尊重し、共存していくための共通の価値を見つけるというグローバル・マインドの基本を学んで下さい。

昨年、文科省は「スーパーグローバル大学」としてトップ30大学を選ぶプロジェクトを立ち上げました。APUは開学以来15年間の実績と、これから10年間のプランの質の高さが評価されて、トップ30大学に選ばれました。これは、日本国が国家としてトップ30大学を選んだという国家認証です。私たちは国際認証にもチャレンジしています。経営学部とMBAを合わせたビジネス・ユニットの国際認証は、AACSBという認証機関が世界最高の認証機関です。このAACSBの認証取得にはふつう6年から7年かかります。APUはファイナル・ステージを迎え、今年の一月に、現地調査チームが本学を訪れました。こうした国際認証を獲得して、私たちは社会科学の分野でアジアのトップ30大学に入ることをめざしています。

APUが立地するここ大分県別府市は温泉の湧出量、温泉源数とも日本一で、世界に冠たる国際温泉観光都市です。世界の温泉の湧出量のトップはアメリカのイエロー・ストーン国立公園、二位は別府市ですが、イエロー・ストーンは人が住む都市ではありませんので、別府市が世界一の温泉都市なのです。そこに日本を代表する国際大学APUがあるのです。最近はよく、地方創生が話題になり、地域への貢献の成功例としてAPUが取り上げられますが、APUのキャンパスこそが日本のグローバル大学の中心スポットなのです。

最後に、この世界でも稀な多文化環境も君たち自身が進んでその中に飛び込んでいかなければ何の意味もありません。人間は、その人間が自ら培った実力と品性とでその人間の価値が決まります。君たちひとりひとりが、この恵まれた環境に飛び込み、グローバル・マインドを培い、将来への夢に向かって実力を養うことを、そして明るく規律ある学生生活を送り、チャレンジ精神を発揮して、自らの人生を切り拓くことを願っています。

2015年春入学式のニュース



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