2009/05/13

RCAPSセミナーで藤本 勝司氏(日本板硝子株式会社取締役会長)のセミナー開催

5月11日(月)、日本板硝子株式会社(以下、NSG)取締役会会長の藤本勝司様をお迎えし"NSGグループの挑戦〜グローバルNo.1の板ガラスメーカーを目指して〜"に関するRCAPSセミナーを開催いたしました。


今回の講演は主に「M&Aを通じてグルーバル企業に変身したNSG」「当社に於けるグローバル経営」「日本的経営の長所を如何に世界に伝えるか」に焦点をあてたものであり、2006年に実施したピルキントン社買収の具体例を中心に、買収を通じてグローバル企業に変身したストーリーについてご講演いただきました。
「人口の減少が続く日本中心のビジネスでは今後大きな躍進は望めない。他方、海外に目を向けるとBRICsを中心に人口の増加や経済の発展が著しい。ここでグローバルにならないと当社に将来はない」という藤本会長の台詞ではじまった当セミナーは、グローバルシェア6位のNSG社が、同3位のピルキントン社を買収する、小が大を吸収するという異例のM&Aの実施により、売上、利益規模の飛躍的拡大に加え、全世界をターゲットとする世界シェア第一位のグローバル企業へと変身した過程についてご説明いただきました。
この買収を通して「事業規模の飛躍的な拡大」「真のグローバルプレーヤー」「バランスの取れた地域別市場分布」「スケールメリット」「テクノロジーリーダー(両者の技術を融合)」「シナジー」「グローバル事業を経営するノウハウと多様な人材」を獲得したNSGは、社内のビジネス言語を英語と定め、経営理念、価値観、アスピレーションを共有し、適材適所や人材教育を通して真のグローバル企業を目指しています。また、経営と管理・監督を完全に分け、ガバナンスの透明性を高めるために委員会を設置するなど、世界標準での取り組みを展開しています。
セミナー終盤では活発な質疑応答が実施され、「合併による人材管理の問題をどのように乗り越えるのか」「小が大を買収する際に相手をどのように納得させたのか」といった質問に対し、藤本会長が若い聴衆へ熱く語りかけている姿が印象的でした。

◇動画(WMV)

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