2018/06/22

セミナーレポート「グローバル・ニッチトップ企業の経営戦略と国際比較」

2018年6月6日(水)、APU国際経営学部の藤本 武士教授を講師に迎え、RCAPSカレント・リサーチ・セミナーを開催しました。

今回のRCAPSカレント・リサーチ・セミナーは、APUの学外研究員制度(ADL)を活用して国内外で研究活動を行った教員が研究成果を報告する場と位置づけ、2017年度にこの制度を利用した教員5名によるセミナーシリーズとして開催しています。

藤本教授は2017年春セメスターに、主に北米で調査・研究を行いました。

【国際経営学部 藤本 武士教授のレポート】

グローバル・ニッチトップ企業に関わるRCAPSカレント・リサーチ・セミナー

グローバル・ニッチトップ企業(以下、GNT企業)は、大企業ではなくとも、特定した専門分野で世界トップの技術とシェアを誇り、世界展開する企業のことである。このような企業は日本だけにとどまらず、欧州や米国にも存在する。とくに、欧州のGNT企業は、「隠れた世界企業(Hidden Champion;以下、HC)」とよばれ、ハーマン・サイモンの研究が進んでいる。

GNT企業やHC企業に共通することは、本社が地方の小都市に分散していることである。大都市など経済の強い都市に依存したり集中したりしがちな企業が多い中で、近年、米国でも、地方の小規模都市でイノベーションを起こしうる、比較的大きくないモンタナ州の企業の事例が注目されている。

今回は、カンザス大学で小規模都市の起業システムを研究する研究者本山氏も交え、地方から世界展開する本社機能をもった企業をいかに育てるか、GNT経営の育成モデルと地方創生の問題に関連づけながら、考えた。

本セミナーは、6月6日に本学RCAPSセミナールームで実施され、研究部長佐藤洋一郎教授の進行のもと、藤本と本山氏によってプレゼンテーションが行われた。



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