2020/01/20

セミナーレポート「Reconstruction of the alliance between the US and Japan during economic growth in post-conflict」

1月15日、「Reconstruction of the alliance between the US and Japan during economic growth in post-conflict」と題して、AZIMI Nassrine 博士をお迎えしてRCAPS Onigiri セミナーを開催しました。


AZIMI Nassrine博士 (国連訓練調査研究所)

下記PDFをクリックして、Azimi博士の講義データをご覧ください。


[藤井教授(APM)によるレポート]

APSとAPMの横断的な研究チームで、平和マーケティング研究グループを立ち上げて、科研費など外部研究費を獲得するべく、議論を行っている。本年度は、グループ内での平和の定義を「日常的あるいは非日常的な人間の行動による、自然物を破壊から保護し、安全を確実にすること」と位置づけて、毎月教職員・学生を対象としたセミナーを、行っている。

平和には、破壊状態の停止・停止状態の維持・再興の三つの段階があるが、基本的には再興の段階に焦点を絞 っている。再興に必要となる要素は、そもそも破壊状態を起こす要因自体を除去する、すなわち破壊状態に至る道のりを回避できる可能性があるためである。

今回セミナーに招聘したAzimi博士は、従来とは異なる角度から平和に関わる調査を行われ、研究成果として、2019年7月18日に「The United States and Cultural Heritage Protection in Japan 1945-1952」(英語)を出版された。1945年から1952年の連合軍の占領下において、「文化遺産を保全するという敬意の精神が、紛争後の相互に信頼される関係を築く基となる」ことが、報告された。それは、今後の新しい知見として現在シリア、アフガニスタン、トルコ、などで起こっている多国間の紛争解決や、紛争後の再興に活用できるものであった。講師のAzimi博士を中心として、日本を含む6か国からの参加者間で、質疑応答ならびに議論が行われた。

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