寄付者の声

野﨑 武成 様

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野﨑 武成 様

私の故郷大分で、若き起業家を育成、輩出されようとしているAPU出口治明学長の熱い想いに共感をして、支援させていただきます。

私は元・中学校の教師で、教頭の職位まで勤めてから54歳で起業し、1991年に大分県初の大型ドラッグストア「スーパードラッグノザキ」を創業しました。
創業20年で大分県内15店舗、従業員約300人、年商70億円に至った後、経営の第一線から退き、県内などの起業家育成や支援に携わっています。
夢を追いかけ、自分の理想とするビジネスを自分で創ろうと挑戦する若いAPU学生の頑張りを、陰ながら応援しています。

Q. 教員を辞めて起業されたことに驚きました。当時を振り返って、成功の要因を教えてください。
A. 私はごく平凡な田舎での教師でした。しかし「凡人でもやってみようと決意して実践すれば、きっと何らかのことは達成できる」と確信し続け、いざというときに一歩を踏み出せたことが、成功の要因でした。もちろん成功の確信が持てるまでは、しっかり情報収集して「助走=準備」を繰り返すことは大切ですが、夢を実現するという情熱をもって、ぜひ一歩を踏み出して欲しい。やはり行動することが何よりも大事です。
Q. 起業家を目指す学生へのメッセージをお願いします。
A. 2人の偉人のことばを用いて、皆さんへのメッセージとします。 皆さんは、江戸時代に活躍した俳人の松尾芭蕉(1644~1694年)をご存知でしょうか。松尾芭蕉が見出した「不易流行」の考えは、すべての営みの原理原則と位置づけられます。ビジネスにおける「不易」は「時代が変わっても絶対に変えてはならない原理原則」、そして「流行」は「常に世界のトレンドに敏感で、新しさや珍しさに柔軟であること」といえます。両者は相反する概念のようにみえるのですが、本当は重なりあっているものです。
よくAPU出口学長が好んで取り上げている「強いものが生き残るのではなく、変化に適応できるものが生き残る、適応できなければ滅びる」というダーウィンのことばは、まさに真髄ですね。ビジネスの世界でも同様といえますが、私は「不易」の土台がまず先にあって、その次に「流行」を考えます。

もう一人は室町時代の猿楽師で、今に至る「能」のスタイルを築いた世阿弥です。世阿弥が、人が修行をする際に、段階ごとの正しい学び方を説いた「守破離」ということばを紹介します。
まずはじめの「守」とはお手本をその通りに真似て基本を身につけること、そして次に「破」とはその基本に、自ら工夫を凝らして変化向上を図ること、最後に「離」は真似や工夫を超えて独自の境地に入っていく、という段階をあらわしています。
起業家を目指す皆さんには、まずは成功例から謙虚に学んで欲しいと考えます。お手本を見つけるために、しっかり情報収集をして、まずは真似るところから初めて欲しいですね。

最後に、どの分野であれ成功する人に共通する素養に「勉強が好き」があります。ここでいう勉強は、教科書や参考書と格闘する勉強ではありません。アインシュタインは「学べば学ぶほど自分が何も知らないことに気づき、気づけばまた学びたくなる」と説いています。
知識や経験を知るためにはやはり読書が最適です。起業家での成功を目指すならば、たくさん本を読みましょう。未来に向かって、がんばってください!
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