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大分県知事
広瀬 勝貞
立命館アジア太平洋大学
2023年3月学位授与式 知事祝辞
栄えある立命館アジア太平洋大学の学位を取得され、晴れて卒業される皆さん、誠におめでとうございます。
出口学長をはじめ教職員の皆様の熱意あふれるご指導に深く敬意を表するとともに、卒業生の成長を温かく見守り、深い愛情を注いでこられたご家族の皆様にも、心からお祝いを申し上げます。
APUは、2000年4月の開学以来、日本の高等教育のグローバル化を牽引する大学として、世界水準の国際認証を取得するなど、輝かしい実績を積み重ねてこられました。
昨年11月には、日本貿易振興機構(ジェトロ)と連携推進協定を締結し、国際的な学術研究、産学連携、高度グローバル人材の育成等に取り組まれるなど、本県が国内外に誇ることができる知の拠点として、今もなお発展し続けておられます。
さらには、杉乃井ホテルでの世界の多様性に触れるイベントや小中学校での英語学習への支援など、地域に開かれた大学として、本県の国際化だけでなく、地域活性化にも絶えずお力添えをいただいています。
本日卒業を迎えられた皆さんは、103ヵ国・地域の学生が学ぶ多文化共生のキャンパスにおいて、国際社会の中で大いに活躍できる人材となるため、学業に精励されました。在学中は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、昨年の入国規制緩和までは、キャンパスで学ぶことが困難な時期もありました。それでも新しい学びや教育環境に柔軟に対応してこられた経験は、変革の時代を切り拓く大きな力になるものと確信しています。
卒業及び修了後もこれまで培ったグローバル・マインド、人的ネットワークを存分に発揮し、それぞれの分野で活躍され、アジア太平洋地域の発展に大きく貢献していただくことを期待しています。
結びに、多くの思い出が詰まったこの大分を第二の故郷としていつまでも愛していただき、国と国、地域と地域、人と人、そして大分と世界を結ぶ架け橋となっていただくことを願いつつ、皆さんの今後のご活躍と立命館アジア太平洋大学の更なるご発展を祈念し、お祝いのあいさつとします。
2023年3月17日
大分県知事 広瀬 勝貞
別府市長
長野 恭紘
祝辞
本日、晴れて立命館アジア太平洋大学を卒業されます皆様、ご卒業おめでとうございます。別府市民を代表して心からお祝い申し上げます。また、皆様を励まし支えてくださったご家族の方々に、感謝の念と祝福の意をお伝えしたいと思います。
新型コロナのパンデミックが起こったこの3年間は思い描いていた学生生活ではなかったでしょう。しかし、オンラインを駆使した授業継続、友人とのコミュニケーションなどを重ね、危機に陥っても逞しく生きていく姿勢、どんな環境をも楽しみ乗り越えていく強さを身につけられたのではないでしょうか。卒業生の皆様の創意工夫とご努力に心から敬意を表します。この経験は必ず、パンデミックを乗り越え、やがて来る素晴らしい世界を創造することに役に立つことでしょう。またこの間、学生の皆様を支えてこられた学校関係者と教職員の皆様に心から敬意を表し、感謝を申し上げます。
リアル、オンライン問わず世界中の100を超える国と地域から集い、一つのチームとして生活してくれたことは当市にとりまして大変心強いことです。別府には昔から多様な人々を自然に受け入れる風土があります。訪れた方をいかに幸せにするかを考え、多様な幸せの実現を願うことは、市民の心の豊かさにも繋がっています。その風土の中で、皆様も別府の人々の温かさ、時には「おせっかい」ともいうべき瞬間を何度も経験してこられたのではないでしょうか。「温泉の温かさ」同様に、この「人の温かさ」こそが私たちの宝です。将来、また戻ってきたい、もう一度あの人に会いたい、そして温泉に入りたいと思う卒業生が沢山いらっしゃる事を願っています。別府は皆様の故郷です。私達は家族です。いつでも皆様のお帰りを待っています。
さあ、いよいよ旅立ちです。皆様方には支えてくれる先輩や友人が世界中にいます。ワクワクする出会いも待っています。人と人との縁(えにし)を大切にし、互いに敬い、次世代を切り拓くリーダーとして、大いにご活躍されますことを心から期待しています。
これからの皆様の輝かしいご活躍を祈念申し上げますとともに、また別府でお会いできることを心から願い、お祝いの言葉といたします。
Come Back to Beppu anytime!
2023年3月17日
別府市長 長野 恭紘
国際経営学部長
経営管理研究科長
アルカンタラ・ライラーニ・ライネサ
目を閉じて、深呼吸をし、APUで過ごした日々を振り返ってみてください。
一番印象に残っていることは、どのようなことでしょうか?苦労したこと、努力したこと、楽しかったこと、冒険したことなど様々でしょう。大学生活の思い出が、あなたの未来を生きる力や希望の源になるよう、これからもどうか大切にしてください。皆さんのAPUでの旅は、決して楽なものではなかったはずです。思いもよらないことに、戸惑うことがあっても、日々の挑戦のなかで皆さんは成長し、友人や仲間を得ることができました。困難があったからこそ、あなたは強くなり、より良い自分へと成長したのです。あなたには、自分自身にも、他者のためにも、新しい道を切り開く力があることを信じてください。
あなたの人生の旅の一部に加わることができ、光栄でした。卒業後も是非繋がりを持って、皆さんの物語と希望を、私たちやたくさんの後輩たちに共有してください。またいつか、お会いできることを楽しみにしています。
ご卒業、おめでとうございます。
アジア太平洋学部長
アジア太平洋研究科長
佐藤 洋一郎
ご卒業おめでとうございます。
卒業は、あなたが仲間たちと共に生活し、学び、友情を育んだAPUで、努力の成果が実った記念すべき日です。学生時代に経験した困難は、ほろ苦くも良い思い出として、これから生きていく上での礎となり、あなたを支えてくれるでしょう。
在学期間のうち3年間をコロナウイルスパンデミックの下に過ごし、一時期は授業が全面的にオンラインになるなど、本来想定した学生生活とは大きく異なるものになってしまいました。しかし、皆さんは逆境にもめげず、出来るだけのことをしてあげたいという大学の期待に応えてくれました。
就職、大学院進学等、多様な進路へ向かう皆さんですが、ひとつ共通することは皆が独り立ちへ近づく大きな一歩を踏み出すということです。どのような道に進もうとも、ここで得た知識やスキルは、進路を切り開いてくれるはずです。APUらしいチェンジメーカーとして成長したあなたは、どこにいても、その力を発揮してくれると期待しています。世界中に築いた友人たちとのネットワークは、あなた自身の目となり、耳となり、知恵となり、手助けしてくれることでしょう。複雑化していく現代社会で、物事の大小にかかわらず前向きな変化を生み出していけるよう、今後も努力を続けてください。