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タマサート大学 副学長、政治学部・国際関係学科長による特別講演会を開催

講演・シンポジウム|来学者

2024/02/15

2024年1月11日、協定校であるタイのタマサート大学より、スパサワット・チャーチャワン副学長、ピニットパン・パリバットラ政治学部・国際関係学科長を招き、APSの塚本崇准教授のコーディネートにより特別講演会を行いました。アジア太平洋学部では今年度よりタマサート大学との共同講義を開始しており、両大学の知見を集結させて、アジア太平洋地域における政治に関する教育の充実化を図っています。

このたびの講演会では、「Thailand's (New?) Politics and Foreign Policy after the 2023 General Election: What's Next?」をタイトルに、タイの国内政治と外交政策に関する最新動向が語られました。

講演会の前半ではSupasawad副学長より、タイ国内におけるこれまでの政治的対立やクーデターの経緯が解説され、昨年行われた下院選挙で起こった政権交代の分析とともに、タイの民主化への道のりの険しさが語られました。後半ではPinitbhand学科長がタイの国際関係と外交をテーマに講演し、近隣諸国や欧米、そして中国との関係性を明らかにしたうえで、今後はSDGsやグリーン経済、人間の安全保障、エネルギーセキュリティといった世界基準の議論がなされるべきだと問題提起しました。

質疑応答では、タイ出身の学生を含む多くの学生から、今後の国内政治、経済動向、アジア諸国や米国との外交関係の展望など多岐にわたる質問が寄せられ、スパサワット副学長ならびにピニットパン学科長が、一つひとつの質問に丁寧に回答し、議論が深まりました。



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